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実録!サバイバル「スマトラ島からの脱出」ベア・グリルス蛇・ムカデを生食い!

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今回の実録サバイバルはスマトラ島からの脱出だ。(DVDでのメニュータイトルは”無人島前編”となっている)

大津波の爪跡が広大な沼地になっている。津波による死者は28万3千人以上にのぼり、未曾有の大災害となった。

そんなスマトラ島の過酷な自然が行く手を阻み食料調達も一苦労の今回。

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元イギリス特殊部隊のベア・グリルスがあらゆる生存術を駆使する「シーズン2」の集大成である。

 

今回の最大の敵は、ジャングルでも沼地でも凶暴な動物たちでもなく降り続ける雨だ。

 

雨が多いと精神的ダメージも増すし体もどんどん冷えてしまう。

さらに雨が降り続ければ火を起こすのが非常に厄介だ、土砂降りともなれば全てが濡れていて火おこしはほぼ無理。

となると、せっかく捕獲した食料も焼くことができない・・・つまり生食いを強いられる。

 

今回のベアさんは何を生食いしたのだろう・・・?興味がある人はぜひ読み続けて欲しい。

(ちなみに私なら絶対に食べないw というか無理。)

 

Contents

実録!サバイバル「スマトラ島からの脱出」ベア・グリルス蛇・ムカデを生食い!

スマトラ島西海岸、環太平洋火山帯に属する世界有数の火山地帯。

インドネシアの海岸線には「泥炭湿原」が広がり、面積は約8平方キロに及ぶ。狂暴な爬虫類が生息し、現地の人々さえ足を踏み入れない。

「求められるのは、的確な状況判断です!ミスは『死』を意味します」とベア。

 

ヘリは着陸できず、迅速かつ危険を伴う方法で降下を試みる。

「特殊部隊」で使う「ロープ降下術」で短時間で地上に下りるベア。15mの降下、体を支えるのはロープを掴む握力だけである。

今回も「最小限の道具」を持ち、撮影班と川へダイビングした。

飛び去っていくヘリ

「ヘリが去って急に静かになりましたね。まるで全てが息絶え、朽ち果てていくようです」

延々と見渡す限り「腐臭が漂う川」ここは・・

2004年12月、観測史上最大規模の津波が襲い、高さ3mの津波が、この海岸に押し寄せ、植物全て「死滅」。

あらゆるものを『破壊」し被害は、内陸数キロにも及んだ・・・

 

「全ての木は腐り、簡単に折れます。足元には無数の倒木が横たわり、前に進む事が困難です。足をとられ骨折しそうです」

助けを呼んでも誰も来ない・いない島。

 

ベアの今回のチャレンジは「沼地を抜け、東へ進み高台へ向かう事」である。今回はベアでさえ「命賭け」のチャレンジである。

 

沼地で大波乱!オオトカゲに遭遇

沼地の奥へ奥へと向かうベア。

目の前に現れたのは「タコノキ」の茂みだった。高さはベアの身長の二倍。その鋭い葉はナイフの様だ。

ここは『黒い沼地』と呼ばれる場所。

「水の色を観れば解ります。真っ黒です。これは腐った植物の色です。ジャングルの植物が腐り、この沼地に流れついているのです」

この『黒い沼』では、流石のベアも1時間に100m程しか進む事ができない。沼に足を捕られてしまうのである。

セメントの様な土と深い水が妨げる。

 

「足を踏み出す度に、更に深みへとはまる様です」・・更に90%の湿度が追い打ちをかける。

1時間で2ℓの水分を失うベア。水分補給も、この腐った沼の水では絶望的。

 

「この様な場所では、たやすくパニックに陥ります。植物と水に囲まれた圧迫感に襲われるからです。冷静さと保ち時間をかけます」

真っすぐ進む事が、難しいので同じ道をたどってしまいそうになるベア。

「そこで常に自分の歩いた跡を確認するのです」

病原菌がはびこる沼地では、小さな傷も危険である➡感染症は『命とり』になり得る。

 

ムカデの生食い

食料があれば何でも、口に入れるベア。

ムカデです!」=生食いのベア。わずかな食料だが、昆虫は牛肉よりタンパク質が多い『理想的なサバイバル食』なのである。

(私は無理だが・・・)

この沼地で最も危険な動物は『インドシナ イリエワニ』である。

数千頭生息すると言われ、水面に目だけを出し「獲物」を待ち構える。そのスピードとパワーに人間は『勝ち目』がない。

「深い泥の中では動きが制限され、足が沈んでしまうのです。クロコダイル向けの環境です」

(出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

 

今のベアは、クロコダイルにとって「絶好の獲物」である。

時速30キロで泳ぎ、かみ砕く力は1トンを超えるパワーを持つクロコダイル。

昨年、川で洗濯中の二人がクロコダイルに襲われた。一人は戻らず、もう一人は腐乱死体で発見された。クロコダイルは腐肉を好むと言われている。

更にこの沼地には、60種以上の爬虫類が生息。

ベアさん『ムガデ』の次は『トカゲ』に遭遇する。

 

オオトカゲGET

「オオトカゲです!」ベアが叫ぶ。(映像だけ観ると、子供の水遊びでもいているかのようだ)

「噛まれたら大変です!」とオオトカゲのシッポを掴み、ゲットしたベアさん。

オオトカゲを「ハンマー投げ」の様にシッポを持ち、ブンブン振り回し、頭を木に叩きつける!(笑)

「鋭い爪です。シッポを持てば爪は届きませんが、噛まれる危険があります・・念の為・・」とナイフを取り出し、オオトカゲの頭を一刺し!

「このトカゲは食べられます!肉は硬いですが大きな収穫です!」歓喜するベア。

オオトカゲを高く掲げ、前進するベアさん。

「ようやく沼地から脱出できましたー!」

この後も危険は伴う=クロコダイル・ヘビが潜むジャングルへ入るベアさんだった。

 

ジャングルでのシェルター作り

「ジャングルのルール・サバイバルの鍵となるのは、ジャングルに逆らわず、環境に順応し自然を利用する事です。」

「知識があれば『ジャングルでの生存は可能』です。

 

始めて『ジャングル』を体験した時、周囲の植物に囲まれ窒息しそうな感覚を覚えました。そこで教わったのが、『目の前の植物を見るのではなく、先を見直す事』です」

「そうする事により、わずかな景色の変化に気づき、ジャングル全体を把握する事ができるのです」

 

調理場を探すベアさん。新鮮な水のある川沿いが「ベスト・ポイント」である。

「焚き木を探し、トカゲを調理します。」

湿度の高いジャングルで火を起すのは枯木が役にたつ、表面は濡れているが、木(竹)を削ると皮の下は乾燥しており火口に使える。

消しゴムの様に、枯れ木を懸命に削るベアさん。

〇ジャングルでキャンプする時、大事な点

  • 火口
  • 焚き付け
  • 焚き木

「火口には、簡単に火が付きますが、焚き木が濡れているので、火が燃え広がりません」

赤道直下のジャングルでは、湿度が体力を奪う。空気中の水分はほぼ「飽和状態」

「火がつきません。焚き木が乾くまで時間をかける必要があります。ジャングルでは、最も火起しが難しい環境です。ようやく火が付きました」

 

〇ベア・クッキング

料理)オオトカゲのシッポ焼き

材料)オオトカゲのシッポ

  1. オオトカゲと裏返しにし、シッポから縦にナイフを入れ裂いていく。
  2. シッポを胴体から切り離す
  3. シッポをそのまま火に入れる。皮が火から肉を守る。

(トカゲの胴体は皮ばかりで食べるところはない、しっぽは幾分肉が付いていてなんとか食べられる。)

 

〇ベア・クッキング(おまけ)

料理)オオトカゲの肝臓生食い

「内臓は捨てがちだが、肝臓は食べる事ができます。」(ラクダの肝臓を全シーズンで吐いたベア(笑)懲りないんだなぁ~(汗))

1、トカゲの腹を裂き、肝臓を取り出す

オオトカゲの肝臓をえぐり出し、「この緑色の『胆のう』はたべられません。ここを取り除き、「シッポの丸焼き」ができる間、こちらをあきましょう」・・うんうん「生食い」しなかったベアさん正解です(笑)。

「肝臓は良質のサバイバル食で鉄分・ビタミンを豊富に含みます。僕の大切な食料です」

ニタッと笑うベアさんだった。

焼けた肝臓を「おいしいー!そろそろシッポも焼けた様です」とナイフで「シッポ焼き」の肉を裂きながら、食べるベアさん。

「硬いです。まぁ~トカゲの肉ですからね」

 

危機一髪!渓谷から落下?!

火にあたり、満腹状態のベア。

「僕のブーツは『ジャングル用』ではないので、少し細工をします」

  1. ナイフでブーツで穴を開けていく=中に貯まった水を抜く事ができる。『塹壕足炎』の予防に効果を発揮する為。
  2. ジャングルでは、足に問題を抱える事は致命的➡『死』を意味する。

「熱帯雨林では、数時間で塹壕足炎が起こり、足の組織が壊死すれば行動不能になります」雨期で増水している川も危険である。

 

【塹壕足】(ざんごうあし)とは?

第一次世界大戦時に蔓延した疾病の一つ。
長引く塹壕戦により、不衛生な泥の上での生活を余儀なくされた兵士の間に蔓延した、凍傷と水虫の複合した症状。

水はけの悪い土地では、常に足が水に浸っているも同然であり、また、敵の突撃に備えて何時間も冷たい泥に足を突っ込んだまま待ち続ける、というのもザラであったという。

発症すると、患部が壊疽を引き起こし、最悪の場合、指や足そのものの切断しなくてはならなくなった。

(引用:https://www.weblio.jp/content/%E5%A1%B9%E5%A3%95%E8%B6%B3)

 

それに気づいたベアさん「嫌な感じですね」・・30分で150㎝近く増水する事もある。

この川の先を見に行くベア。

下を覗けば『采配の厳しい崖だった。丸太をまたぎ、崖の様子を見る。「川幅が狭く、水の勢いが増しています!」

川に沿って進むには、コケが密生した『岩場』を降りるしかない!高さ約12m、どうする?!ベアさん。

「考えがあります!」

 

 

〇ベア・サバイバルの知恵

十分な長さのツルを見つけ「手製のハーネス」を作る事にした。

「丈夫なヤナギ科のツルを発見しました。『森のケーブル』とも呼ばれ、太陽の光を浴びる為、丈夫なのです」

約100m近く伸びている。そこでいきなりスコールに襲われるベア。

 

〇「トンプソン・ノット」の結び方

  1. ツルの先端を足で押さえ、胸までの距離を測る。長さをその4倍にする。
  2. それを「一重結び」で結んでいく。➡両側に二つ穴ができた。
  3. 結び目を中心にして(股・胴・肩にくぐらせる)それぞれ、一つの輪をかけ体を支える。

ジャングルの木は根が深い為、強度は十分であるから、ツルを縛りつけたベア。

川の流れは、速く岩は滑る=命賭けの選択。足を滑らせれば、岩に叩きつけられる!

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成功するのか?!ベアさん!ツルと木の間に摩擦抵抗が、発生し慎重に下る事ができるはずだが?!「ずいぶん滑りやすい岩です!ツルが・・首に食い込みいたー―ーい!」と叫ぶベアさん(苦笑)。

「普通のハーネス程、楽ではないですね」(そりゃーそーだよ。。(汗)ベアさん)

岩を苦しみ、叫びながら降りるベアさんは・・「もっと丁寧に作るべきでした」

後悔先に立たずだ(苦笑)ベアさん!

中間地点で「ギャー―――――――!」木が折れ、そのまま滝に叩きつけられてしまうのか?!ベア!?

「4分の3までは持ちこたえたましたが、とうとうツルが斬れましたー!でもなんとか降りられました」あぁ~なんて爽やかなベアさんだろう。

怪我なく「前進」するベア「サバイバルに危険はつきもの。ジャングルでは特に、気が抜けません」とベア。

容赦なく雨は、降り続きベアの精神力を奪っていく。

「ずっと雨です。体中びしょぬれです。まさに熱帯『雨林』ですね」ジャングルで最初に学ぶべき事は『雨』を受け入れる事・日中濡れる事

 

〇水の確保

  1. 竹の空洞に詰まっている。竹を叩き音を聞き分ける。
  2. 鈍い音がする『竹』にナイフで傷をつける
  3. 竹の中に口を近づけ飲み干すベア

「とても美味しいです。地中でろ過されて、竹に貯まっているのです」

1時間に2ℓの水分をジャングルでは失う。その為『脱水症』になり、生存率は一気に下がる。

赤道直下では日が傾くとすぐ暗くなる。残された時間は、残りわずかである。

 

ジャングルでのシェルター作り

虎などの「捕食動物」を避けるシェルターには「オラウータンの知恵」を拝借するベア。

〇「オラウータンの知恵」とは?

ベアさんは・・「スゴイ大きさです!シメコロシというイチジク科の植物です。始めて見る大きさです」

ベア大興奮!

「この様な木の上にオラウータンは巣を作るんです!」木の上に大きな倒木が寄りかかる。

「あの倒木の上にだったらキャンプがはれるかもしれません」とベアさん。

何時間もかけて初めから「シェルター作り」より、自然にあるものを利用するんです。頭上を覆う屋根が必要ですね。

水たまりの中で寝たくありません。手早くキャンプを張るなら『バナナの木の葉』が、最適でしょう。葉はかなり大きいので数枚集めれば、頭上を覆えます」

バナナの木を倒すベアさん。葉を収集作業にかかる。

「実がなってますね。採ってみます」(またバナナの木を倒すベアさん)

バナナは『森の非常食』=小さいバナナを食べるベアさんだ。

しかし「熟していない」のでベアさん「にがぁ―――――ーい!」

(そんな事で貴重な食料を手放す訳ないベアさんだった)「今の僕には必要です」としっかりキープ。バナナにパクつきながら(笑)

「夜までに、シェルターを作らなければ・・」とバナナにパクつくベアさん(作る気あるのかぁ~(汗))

材料を木の上に引き上げるツル科の植物は豊富にある。

「暗くなってきました。急いで仕上げましょう」バナナ夢中になって食ってるからだよぉ~(笑)。

 

シェルター完成する

「バナナの葉が雨を防ぎ、体が温かくなってきました。後は『火』を起して、最後の仕上げです。雨から逃れ、体を乾かせるのは何を置いても嬉しい限りです。ジャングルでの『大きな楽しみ』は一日の終わりに、靴下を搾る事です。」

すっかり足、ふやけているベアさん。やっと靴と靴下を乾かす事ができたベアだった。

「ジャングルでの日々を一言で表現するなら”靴下絞り”かもしれませんね。木の上なら捕食動物にも襲われないし・・蜘蛛と一緒に寝る事になりますが、一安心です」

僕の朝食

「昆虫の幼虫がいましたー!」

オイオイ・・ベアさん(汗)以前食べて「下痢」になった事、忘れたのかい?(笑)。

「かなりの大きさです!これは食べられます。僕の朝食です!」

懲りないベア。・・そんなベアさん嫌いではないぞー(笑)。

頭と摘み、口へ・・「グチャ!」口から再び(笑)変なものが飛び出した―――!

「食感は冷たいカスタード・クリームに似ています、そこに(プラスがあるんかい(笑))腐った魚を付けて一晩おいた様な味です」

と・・後に「ブゥ―――――――――!」と吐き出すベアさんだった(笑)。

不満気なベアさん。これも「オラウータンの仕草」と一緒だ・・ベア(笑)。

 

「ヤスデも見つけました―!これも大物です。しかし食べられません。」

ヤスデを鼻の下まで持ってきて臭いを嗅ぐベア・・(汗)

「アーモンドの臭いがします。これは外敵に襲われた時に分泌する液の臭いです。毒素を含んでいます。食べるのは危険です。」

「もう少し体を温めます。景色と青空を楽しんだ後、過酷な地上に戻ります」

さて、新たな一日のスタートである。

ジャングルの晴天は、長くは続かない。スマトラ島は二カ月で、アメリカの一年分の雨が降る。そして危険な生き物も潜む。

早々と出発したベアが大声をだした!

「待ってくれ!」撮影班を止めたベアさん。・・・一体なにが?!

 

マングローブヘビの生食い

とても危険なヘビを発見したのだ。「木から離してみます」ベア無謀だぁ~(汗)

〇マングローブヘビとは?

周囲と同化できる上、強烈な毒を持つ。

動きが素早く、頭の動きに注意する。噛まれれば毒に犯され、数日は体がマヒする。

 

マングローブヘビを木から離し、棒で頭を抑え込み「捕まえました!僕の朝食です!」・・やっぱり(汗)。頭を切り離すベア。

恐るべき「マングローブヘビ」頭だけでも・・まだ動いている!胴体もだ!(汗)

いつもの様に「頭」だけ土の中に埋める。

「生のまま食べる事もできるんです!」と、ベアさん「マングローブヘビ」の胴体を、生食い。「生肉としてはマズマズですね!」

食べてヘビをヒョイと首に巻いて(笑)、前進するベアだった(笑)。

そして再び雨が降ってきた。再びビショ濡れのベアさん。だが?!突然目の前に!

 

ジャングルのオアシス発見!

美しい池が現われた。「とてもキレイな色です」

ベアの冒険心がうずいた!その瞬間、池に飛び込むベアさんだった(苦笑)

この様な雨水が、貯まりできた池が、スマトラ島には点在する。

「鮮やかな青は、水分中のミネラルの色です」そして沢山の魚が、生息している。

「物凄い場所を見つけました!古い火山の噴出口の跡かもしれませんね。魚がいましたね。捕まえてみましょう」

 

パンツ一丁ジャングルでの魚釣り

特種部隊の友人から学んだ方法

  1. ツルを調達
  2. 今回は「ズボン」を使用。両脚の裾を縛る。ウェストの部分は開いたままにする。
  3. ベルト通しにツルを通す
  4. 砂を縛った両裾に入れ、池にズボンを沈める。
  5. 上から砂を少量落としていく。(砂に興味を持った魚が寄ってくる)

また雨が降ってきた。「釣りの成果」も期待できなくなった。

「魚は雨が降ると、深い場所へ移動するからです」水辺から離れるベアさん(残念)

 

「潔く諦めるのも肝心です。どうやら天気は、僕の『天敵』の様ですね。」(ここからボヤッキーになるベア(笑))

「雨のせいで状況は悪くなるばかり。食料は確保できず、体は濡れ冷え切っています。火も起こせません。しかしこれが「ジャングル」なんです。」

「過酷な環境だからこそ、自然が残るとも言えます。しかし・・気がめいりますね」

 

まとめ「この根に命、預けます」

疲労と空腹の中、ジャングルとの格闘

ジャングルから移動し「高台を見つけるか・人里のいる場所」への、最終チャレンジだ。

「始めて”峡谷”にでました。太陽と青空が見えます。深いジャングルから抜けた様です」と・・ベアさん方向確認をする。

「太陽がある西とは逆、つまり東へ向かいます」見通しのきく尾根の頂上から、次の目的地を探すベアさん、植物の覆い茂る中を歩く。

見通しが悪く、足場はどこも不安定である。集中力を欠けば、事故を招く!

渓谷から滑り落ちるベア!?

「ワッ――――――!」落ちて・落ちて間一髪。」(どこまでも冷静沈着なベア(笑))

そんな場合でも・・「水田がありますね。人もいます。それにしても、高い崖です!」

壁面に伸びた木の根が垂れ下がっている。

これが『崖の下』まで続いていれば、降りられる。ベアは再び「危険な選択」をする。

「その木の根を使って、降りる事」約35メートルの崖を降りようというのだ。

早速、実行あるのみ。格子状に根が絡まっている。

  1. あまり下を観ない事
  2. 目の前の根を見る事
  3. 枯れていない丈夫な根を選んで降りる

「今の所、順調です」とベアさん。
砂岩のこの崖は、滑らかで足をかける場所もなく、木の根だけが頼りである。

 

この根に命預けます!

①左足を根と岩壁の間に入れ、摩擦を利用し、腕の負担を減らす。

「この根は、下まで続いているようですが、先がどこなのか不明です。降りてみるしかありません」

②常に腕は肩と同じ高さか、低い位置にする事。これで腕の血流を安定させ、筋肉疲労を防ぐ事ができる

下を見ず木の根だけに集中(ベア途中、休める岩場で)

「摩擦で手が焼けています。3分の2程、崖を降りました。不安定な岩場です。根はここまでです。次の根を探しましょう」と・・別の根に移ろうとした瞬間?!

「この根は細くて心配ですぅ~~~」と言いながら、崖から落ちたベアさん!大丈夫か?

「もう~腕の筋力が全く残っていません。あの川を渡りましょう」と、態勢を整えながら「田んぼの人達が見ていますね!

(いや・・みんな田んぼに集中しているから(笑))

 

「変な英国人がいると思っているはずです。行こう!」

崖から降り立ち、(棒を使いながら、ヘロヘロ状態のベアさん(笑))川を渡っている。

「スマトラ島の自然に精神・肉体は限界を超えました。忘れられないチャレンジです。水田に着きさえすれば、我が家へ帰る道が開けます」

    BY:ベア・グリルス

もうヘトヘト状態のベアさん(笑)・・後編は大丈夫なのだろうか(汗)。不安が残る「シーズン2」の集大成である。

 

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