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サバイバル「アマゾンで迷わない方法」実録ベア・グリルスDVDレビュー

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アンデス山脈が連なるエクアドルには、広大で険しい「アマゾンのジャングル」がある。

昨年も100万人以上の旅行者が、この大自然に訪れたが多数の行方不明者がでた。

危険と隣合わせのこの地で、今回ベアはサバイバル術を伝授してくれる。

 

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サバイバル「アマゾンで迷わない方法」実録ベア・グリルスDVDレビュー

今回ベアさんはパラグライダーでこの地に降りる。本人:ベアさんはやけに陽気である。

ベアさんが1番、得意とする「ジャングル」だからであろうか?今回の「ベア・クッキング」も大いに期待できそうである。

勿論、今回もベア持参は・・水筒・ナイフ・火打石のみである!

アマゾン大ジャングル攻略編

ここエクアドルは、美しいアンデス山脈の峰は世界屈指の雄大な山々が広がる。

気温が低く空気が薄い為、ヘリでの降下は無理であるのでベアはパラグライダーで上昇気流にのり、山脈のふもとを飛び、アマゾンのジャングルに近づくのである。

巨大なアンデス山脈は南北7000kmにも及び、世界有数の活火山でもある。綺麗な外観からは、想像できない過酷なサバイバルが始まる!

 

エクアドル・ジャングルとは?

陽気にパラグライダーで飛び出したベアだったが、着地した場所が失敗だった。

川が腰までつかり、ヘドロがベアさんに巻き付く始末(苦笑)。標高約3700m・気温は氷点下に近い。

寒い高山で濡れる事は「低体温症」に陥りやすいのである。低体温症を防ぐためには一刻も早く降りて濡れた衣服を乾かす必用がある。

ベアさんの眼下に広がる山岳地帯のジャングル=「雲の森」であり、さらに下ると➡アマゾンの熱帯雨林が広がる。

「ここは巨大な谷、見渡す限り『雲の森』が広がっています。長い道のりを考えると先が思いやられます」とベアさん・・

しかし嬉しそうに見えるのは、きのせいだろうか(苦笑)。

1、寒さ 2、湿気 3、標高 この3悪条件の中、ベアは速足で降りようとするがさすがジャングルだ植物が障害物となり行く手を阻む。

標高3000mほどまで降りて来たベアさん。

「雨は辛いですが木々が見られるのは、『雲の森』に近づいた証拠です」ここは海抜ゼロ地点より15%酸素が薄い。颯爽と『雲の森』に入るベアさんだった。

 

「雲の森」では?!

周囲の植物が一変した。

気温も上がり別世界の様だ。空気が凝結し、標高2500~3000mで雲や雨になる。

この辺りは静寂、雨音以外何も聞こえない。コケまでも湿気をたっぷり含み、周囲は腐った木の匂いに包まれている。

下方に川があるはず・・と歩き出すベアさんだった。

雲の森』とは・・

草原より静かであり、温暖で湿気が高く、数千種もの動植物が生息する場所である。

雨が降り、多湿の土地で「アシナシイモリ」を発見するベアさんだった。

アシナシイモリとは?

普通は地中で生活、大量の雨で地上にでてきた。蛇の様だが、両生類に属しミミズや昆虫を食べる。

皮膚に毒がある為、残念?!ながらベアの食料にはならなかった(苦笑)

『雲の森』の様な、多湿ジャングルでは「軍隊」の演習でもジャングルの移動に時間がかかる。

1日1.5kしか進めない事もあった。

 

ルートを変える事も大事

『雲の森』では・・1980年、インカ帝国の隠された「財宝」を求め、宝探しの一団が現れ、道に迷い命を落とした一団の遺体は彼らのキャンプの近くで発見された。

それほど迷い場所だと言うことだ。

 

真っすぐ丘を下るのが小川への近道だが・・・温暖で湿度の高い環境では、植物の成長が異常に早い為、視界が遮られる。

体力の消耗を防ぐ為、別のルートを探す決断をするベアさん。

 

やっと目の前に小さな川が見えた。川に沿って歩く事、洞窟に入る事になるが「水路をたどる作戦を遂行します」と洞窟の奥へ奥へと・・「ヘラコウモリの大群」がベアさんを襲った!5000匹ほどの大群。

~ヘラコウモリとは?~

噛まれると「狂犬病」の感染の恐れがある。またまた別ルートを探すベアさんだった。密林の中に戻るベアさんだった。(苦笑)

本当のサバイバルとはこんなものです!

森は食べ物の宝庫です。

食料発見

蘭の花

エクアドルに生息する蘭の花➡黄色い花に茶色の斑点の蘭は食べられる(花をシャムシャム食べるベアさん)

 

シダの若芽

先住民はこれを二度湯で食べる、「後でゆでて食べましょう」とワラビの様な若芽を数本キープする。

 

キノコ

キノコに例え詳しかろうがサバイバルでは手を出さない様にするのが懸命だとベアさん。

たしかにそうだろう、キノコのプロでもたまに見間違え食中毒を起こしてる現実がある。

 

シェルターにうってつけの洞窟発見!

目の前の急流にさえぎられるベアさん。「エベレストのクレパス」の応用編で渡る計画を実行する。

 

急流を越える方法(失敗)

エベレストのクレパスを超えるときの要領で超えることに・・・

竹の木立を発見、ここに生息する竹の幹には厚みがない為、ナイフを使って数本倒す。

二本はそのまま、残りの若木は「はしごのあし」にするため、適当な長さに斬りそれを、半分に割る。

一本・一本ツルで結び付ける。まさに「はしご」が出来上がる。

「はしご」を倒し橋にして渡る・・目の前には今夜の寝床の洞窟!だったが・・・倒した瞬間、竹のハシゴが壊れてしまう!

「本当のサバイバルとはこんなものです」あくまで陽気なベアさんだった(笑)

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冷静に優先順位を決める

ベア「陽が落ちるまで、もう時間がありません。優先順位をつけましょう!」

 

火を起す

木が茂っているから雨宿りはできるが「火種」を見つけにいく。

「ウサギの巣」を発見。巣の中の草は乾いているので、そこからチョイスする。

 

失敗続き

激しい雨が降ってきて全て雨でぬれてしまい、火がつかない。

体温を奪われない様に、仕方なく草を服にめいいっぱい詰めるベアさん。断熱材の代わりになる。

ベア「火おこしで失敗したのは初めてです・・・」と、座ったまま眠りにつくベア・・・

 

アマゾン・ジャングル支流へ!

朝を向かえ、小さな花をみつけ

「過酷ではあるが、小さな幸せも沢山あります。誰にも見られなくとも、そっと美しいものを創造する神様の粋な計らいですね」・・熱帯雨林を満喫しているベアさんだった。

 

川をたどっていくベアさん、24時間体は濡れたまま体力を奪われ、再び急流に阻まれる。ここでの選択肢は2つ。

  1. 川の中を歩いて渡る
  2. 木に飛びついて渡る

(失敗すれば濡れる)2を選択。ジャンプして幹を両手でつかみ、足を絡めて登り無事渡りきる。

 

『雲の森』を抜けアマゾンのジャングルへ!

・年間降水量は2800ミリを超え、100万種以上の動植物が生息する。周囲の高木は25m程ありそう。『雲の森』より蒸し暑さを感じる。

小川を見つけたので、たどっていく事にした。

朝食発見

オサゾウムシの幼虫

「腐ったヤシの木を食べる、この辺りの先住民のごちそうです。良質のタンパク質が豊富で丸ごと食べられます」と口へ入れたベアさん。

ベア「これはウアオラニ族にはご馳走なんです。」でもベアさんとても不味そうな顏にw

「うごめいています。ワオ!!なんってこった!!ヒドイ味です。沢山食べるのは無理です」ドロドロの食感にバリバリした歯ごたえ。「もう一匹食べておきましょう」(笑)・・

 

昼食は魚にしよう!

動きの速い魚(ピラニア)を取るには弓が有効。

ウアオラニ族が数百年、やってきたやり方である。

<弓矢のレシピ>

  1. ヤシの古木が硬く縦に避けるのが特徴。
  2. 棒の上下にきざみ目をナイフで入れる。
  3. トウの葉➡棘を取り除き、葉を割って開く硬い葉から葉肉の部分をはがし取り除く。
  4. 取り出した繊維を口でくわえ、糸をよる。強度が増し圧力に耐えられる。
  5. 弦ができたら木の端に「もやい結び」で上下、折れないように弓を曲げて弦をひっかける。

 

「もやい結び」とは?

ボウライン(ベアさんお気に入り)
とても役にたち、幅広い使用法があるのでベアはこの「結び方」が大好きである。
海でも山でも盛んに使われる。覚え方は「穴からでたウサギが木の周りを廻って、そしてまた戻る」と簡単・かつ丈夫な結び方である。

 

弓の完成!

ピラニアは大群だと狂暴だが、大群はいないので川に入っても安全。何回か狙い打ちをするが、なかなか捕らえられないベアさん。

「もっと浅く川底の見える場所へ移動しましょう」

1時間で十分なピラニアゲット!さぁ~「ベア・クッキング」へGO!

 

ベア・クッキング

小さな釜戸を作る。火を起す!!

「ピラニアを食べよう」

ピラニアには寄生虫がいるので必ず火を通す。

材料

・ピラニア(数尾)
・シダの若芽

作り方

ピラニアは葉で包み蒸し焼きにする。

シダの若芽の丸茹で

水を変えて2回ゆでる。竹筒に入れて、同じ茹で方をする。

ベア「シダの若芽はヌルヌルしてますが、味はアスパラガスと同じですね!!マヨネーズが合いそうです。ピラニアは歯をむき出して、僕をにらんでますね。とても姿から想像できないおいしさです」

満腹になったら睡眠!

  1. 洞窟発見する。石などを投げ込んで捕食動物がいない事を確認する。
  2. 棒で枯れた草や竹で小さなピラミッドを作る=火種として使用する。

○深夜・・ベアさん「疲れているのに寝られません!」➡洞窟の中で虫が沢山いたらしく、虫の声の大音量にめげる。

朝食の為に!

ウアオラニ族の技術で、地面の穴に潜む獲物(齧歯類)を捕獲しよう。

・白い斑入りの葉としっかりした幹から白い根っこが出ている木を倒す。=地元の猟師はこの幹を切り倒し、巣穴に突っ込む。この木の樹液がアンモニア(スカンクに似た匂い)から、動物を巣から追い出すのに役立つ。

○ベア・チャレンジ

穴が二つあるので、一方の方に切り倒した幹を突っ込んで悪臭を注ぎ込む。

弓で獲物がでてくるのを待ち構えるが?!矢が刺さったまま、森の中で逃げていく齧歯動物(ベアはアルマジロというが・・)必死に追いかけるベア!

矢を折られて逃げられる(残念)=約2キロあるアグーチだった。

<アグーチ>

 

切り傷をつくったベアさんだが?

ハート形の葉・滑らかな幹=「サングレ・デ・ドラゴ」=「竜の血」という木・・樹液が赤い=殺菌・治癒効果がある。

傷口に塗りつける、こすり続けると白いペースト状になる。血液の凝固作用もある。

急流にのり、下流へ!

<急流に乗る時の注意>

流れにのせて脚を前でクロスさせる、岩を上手く避ける為。「補助具を探す事」=バルサの木

~バルサの木とは?~

柔らかく、浮力の大きい木を倒す。その木に捕まり、流れる川に身を任せる。

浅瀬になったので川から上がるベア。

 

まとめ

「サバイバルでは失敗にもめげない精神が大事です」

下流へたどり着くベアさん。

焚き木とカヌーが見えた。今回の熱帯雨林のジャングルは、ベアさんが1番得意とするサバイバルだった様な気がする!

サバイバル中も、とっても楽しんでいたベアさん(笑)。

もうここで暮らしていけるのではないか?と、十分に先住民族に見えると思いながら観ていた(笑)

今回「ベア・クッキング」も観れたしベアさんの繊細な面も観た気がする。

どうしようもない場合をのぞいて、ぬれたり体を冷やしたりしてはいけない。

だが川を利用する事を学んで生き延びよう。川に沿って下っていけばいずれは安全な場所にたどり着く。
(BY:ベア・グリルス)

 

 

 

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