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金持ち父さん貧乏父さん 要約とまとめ。無料で"教え"ゲット 3

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ロバート・キヨサキ氏による世界的超大ヒットの「金持ち父さん貧乏父さん」の要約も3回目になった。

本書をまだ読んだことがないかたは、この記事でかなり時短になるだろうし、過去に読んだことがある人も大事な部分や忘れていた部分が蘇るだろう。

 

内容が非常に濃密な本なので、1記事では要約とは言え収まりきれないのが正直なところだ。

これを無理して端折り1記事に納めてもせっかくの内容が伝わらなければこの本の意味が無くなる。

 

そのバランスの一番良いと思う長さで記事にまとめたので参考になれば幸いだ。

さらにいえば初版が出た当時とは世の中の動向もかなり変化している、この改訂版は時代の変化に合わせた内容になっているので、きっと役に立つだろう。

前回の記事(2)はコチラから

最初の記事(1)はコチラから

 

金持ち父さん貧乏父さん 要約とまとめ。無料で"教え"ゲット 3

前回までのあらすじは、キヨサキ少年と友人のマイク(金持ち父さんの息子)は、金持ち父さんが所有するコンビニでのバイトを無給でやらされるはめになった。

そこでこの労働者が詐取られる過酷なラットレースからいかに脱出できるか、感情的にならずいかに冷静に頭で考えられるか?

というところまでだった。

 

今回キヨサキ少年らはある打開策に乗り出した。

わずか9歳の少年達が考え出したビジネスとはどういったものだったのか?

 

チャンスはいつでも誰にでも来ている

世間一般の人達は、いつも給料が安いとか税金が高すぎるとか文句や愚痴はクセのように言っているだけで目の前のチャンスには気がついていない。

 

しかし、給料が安いどころか無給で働かされているキヨサキ少年たちは感情に振り回されることなくいつも考えるようになっていた。チャンスを掴むために。

 

チャンスを見つける

このコンビニには漫画雑誌がおいてあり、売れ残った雑誌は表紙を半分切り届けに来た業者に返品⇒廃棄処分することを知る。

表紙を半分切る理由は、コンビニが小売りしてないという証拠のためだ。

 

そしてやってきた業者にキヨサキ少年らは尋ねた。

「この表紙を半分に切り取った漫画雑誌を譲ってもらえないだろうか」

 

業者「君たちがこの店で働くことと、雑誌を転売しないことを約束してくれればいいよ」

 

人生初のビジネス交渉が成立した瞬間だった。

 

9歳の少年達が興したビジネス

マイクの家の地下室を掃除し、毎週手に入る売れ残った漫画雑誌をどんどん地下室一帯に並べていき漫画図書館を始めた。

 

マイクの妹を図書館長として雇い、入場料として一人につき10セント徴収する。

10セント当たり2時間まで漫画が読み放題というシステムだ。お客は近所の子供達がほとんど。

 

お客の人数、名前、お客の意見なども妹に記録させた。

平均週9.5ドルの収益が上がった。

 

妹には週1ドルを払い、雑誌をタダで読ませてやった。

 

このビジネスは順調にいき他に支店も考えたがマイクの妹ほど信頼できる人物が見つからず、この案はあきらめる。

 

図書館をオープンし3ヶ月がたったころ、店内で常連ではない子供達が入って来てケンカがおこった。

マイクの父さん(金持ち父さん)は閉館するようにいった。

 

レベルアップした少年達

図書館は閉鎖になったが、金持ち父さんは喜んだ。彼らが雇い主に依存することなく自分たちだけでお金を自分たちのために働かせたからだ。

 

つまり、彼らが学校へ行っていてその場にいないときも図書館は機能していてしっかり収益が自動的に上がっていたからだ。

 

金持ち父さんは給料を払う以上のこと、お金には換えられない貴重な体験をキヨサキ少年たちに学ばせることが出来たのだ。

 

ポイント

私たちは目の前の出来事に一喜一憂し、会社が悪い政治が悪いと文句や愚痴をいうが感情に振り回されることなく冷静に今の現状をよく見る必用がある。

きっと誰にもチャンスはしょっちゅう訪れているのだが、感情に振り回されている間はそのことに気がつかない。

そして一生を終えるのだ。

 

その後の二人

マイクは1990年に父親のビジネス帝国を引き継ぎ、父親より多くの利益を上げるようになる。

父親の教えはマイクの子供達にそのまま引き継がれ教育されている。

キヨサキ氏は37歳で引退し、とくにあくせく働かなくても資産が成長し続けている。

 

キヨサキ氏はいう、人生で大事なのはどれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ち続けることができるかだ。と。

 

宝くじ

お金に苦労してた人が宝くじに当たり一夜にして、大金持ちになってもまたすぐお金に困ると言った話はよくある。

 

また、24歳で年俸何百万ドルと稼いでいたプロスポーツ選手が、34歳になったときは橋の下で寝起きしている・・・といった話しもある。

 

どんなにお金があっても、お金に対する基礎教育が出来ていなければお金はすぐに消えてなくなる。

 

そのためにまずしなければならないことは、今のあなたの常識を疑うことだ

 

金持ちになるための鉄則その1

あなたがもし金持ちになりたいと思っているのであれば、絶対にやらなければならないことの一つに資産を手に入れるということだ。

 

しかし、多くの人は本当の資産を手に入れてないのが現実だ。

 

それはなぜかというと、本当の意味での資産と負債の違いを理解してないからだ。

 

金持ちは資産を手に入れるが中流以下は負債を手に入れる

言い換えれば資産さえ手に入れられたら、金持ちになれる。

というひじょうに単純な論理だ。

 

しかし中流以下の多くの人たちは負債を手に入れて、それを資産だと勘違いしている。

 

大人になればなるほど複雑な知識が邪魔をし、本質がみえなくなっている、しかしまっさらだったキヨサキ少年には、この理屈がすぐに分かるようになった。

 

資産と負債の違いを理解するには以下の二つを理解すること。

  • 「損益計算書」
  • 「貸借対照表」

この二つをしっかり理解する能力を養えば何が資産で、何が負債なのかは一目瞭然となりわざわざ負債を抱え、支払いに苦労することはなくなる。

 

お金の流れを図で見て理解する

下図1を見てみよう、資産からはしっかりとお金が収入へと流れている。

 

図2は負債からは支出へとお金の流れが見て取れる。

 

金持ち父さんはいう。

  • 資産は私のポケットにお金を入れてくれる

 

  • 負債はポケットからお金を取っていく

 

お金が手に入ると何でも解決するというのは大きな間違いで、お金を上手くコントロールする能力がないと、たとえお金が入ったとしても長続きはしない。

 

「バカが金を持つとろくな事にならない」という格言があるのはそういった理由があるからだ。

 

ではもっと違うパターンを見てみよう。

 

3は貧乏な人のお金の流れ方

 

4は中流レベルの人のお金の流れ

 

5は金持ちのお金の流れ

 

お金に苦労する人達の共通点は「一生懸命に働くことはいいことだ」とだけ教えられつづけたことだ。

そして自分のためにお金を働かせる」事に関しては、何も教えられていないことである。

 

豊かさへの夢が⇒悪夢に変わるストーリー

高い教育を受けた男女が結婚する。

片方が暮らしていた狭苦しいアパートで同居が始まる。

2人は一人の時よりお金がさほどかからない事に気が付きお金を貯め始める。

しかし、問題はアパートが狭すぎるのだ。そこでマイホームを買うことと子供をもつことを目標にさらにお金を貯める決心をする。

2人は仕事を一生懸命する。

2人の収入が上がり始める。

収入が増え始めると支出も増え始める。

この時のお金の流れは図6になる。

ポイント(税金が一番のネック)

この時の一番大きな支出は税金だ、所得税だと思っているがアメリカの場合、ほとんどの人の場合社会保険料だ。

誰かに雇われている場合、社会保障とメディケア(高齢者が対象の医療保障)のための税金の合計は7.5%になるがそれと同額を政府に支払っているため、その場合は15%となる。

つまり、その分は給料としてもらうことは出来ない。

自動的に差し引かれるため決して支払われることがない給料に対しても、所得税を支払わなければならない。

 

2人はいよいよマイホームを購入する。

家を手に入れると今度は固定資産税の支払いがくる。

それから2人は新しい自動車を購入し、家に合わせた家具も購入し、家電製品も新しくした。

ある日突然、住宅ローンやクレジットカードの支払いの負債の欄がいっぱいなのに気がつく。

図7の状態になる。

つまりこれは、ラットレースの罠にはまった状態だ。

まもなく2人には子供が生まれ、さらに一生懸命働く。

前と同じプロセスの繰り返しがはじまる、グルグルとハツカネズミやフェレットが運動するあの回し車のような中をひたすら一生懸命に走り続ける。

しかし、一歩もその場からは動いていないのだ。

 

こういう人達のほとんどが、「もっと儲かる方法はないか?」と探し回っていて、高額塾やネットワークビジネスなどの深みにはまっていくのだ。

 

根本の資産と負債の違いすら理解していない状態では、なにをやっても結果はほとんど見えている。

 

持ち家は最大の投資で、財産だという認識がどこかであるかもしれないが完全な間違いである。

収入からお金が出ていくものは資産ではないし、貸借対照表の資産にお金が貯まらなければ資産とは言えない。

 

ラットレースに巻き込まれた人の財政状況はこの様な形になる。

 

かたや金持ち父さんのほうはこの様な形になる。

 

ラットレースから抜け出せない理由

多くの普通の中流以下の人達は、給料も上がるだろうが税金も同じように上がるし支出も増えるので一生ラットレースから抜け出せない。

 

しかし金持ちは資産にどんどん投資し、資産は資産を生みだし成長させる。一旦しっかり根を張った資産は簡単には枯れない。

どんどん資産を増やす、そして支出を上回り金持ちはさらに金持ちになっていく仕組みだ。

とくに働かなくてもだ。

 

雇われている人達の収入源はおもに給料しかない。家計はすべて雇い主に依存していることになる。

 

こういう人達は税金もローンも最大限まできているので、最大のチャンスがやって来たとしても活かすことが出来ない。借金で首が回らないからだ。

 

 

金持ちになるための最善の方法は?

まず、一番大事な資産と負債の違いを知る事。

持ち家や高級車が資産だと思っているうちは希望はない、違いが分かるようになれば次は、収入を生む資産を買うことだけに集中する。

 

これが金持ちになるための最善の方法だ。

 

とにかく図の資産の部分を大きくすることだ、負債と支出は出来るだけ低く抑えること。

その分資産へ回せる。

 

 

レベルアップする

そうして資産の基礎を築いたら次は、投機性の高い投資に目を向ける余裕がでてくる。

2倍から、無限大へと成長する可能性のある投資だ。

 

一般的にこういった投資は「危険が多すぎる」というが、お金に関しての知識があればそれほど危険ではないことがわかる。

 

ラットレースで一生懸命働く人達は誰のために働いているかを正面切って考えることはほとんどない。

現実を見るのが恐いのかも知れないが、それ以前に気付いていな場合がほとんどだろう。

 

あなたは誰のために働いているのか?

一般的に持ち家を所有している人が「働いてる」という場合・・・実は

1、他人のためにはたいている

 

会社勤めしてる人は会社のオーナーや株主のために働いている。

結局はオーナーの成功と引退後の生活を助けるだけだ。

2、政府のために働いている

 

政府はあなたの給料から分け前を差し引く。あなたは給料の全額を拝むことすらできない。一生懸命働けば働くほど税金も上がる。

たいていの人は年の5ヶ月間は政府のために働いている。

3、銀行のために働いている

 

税金を引かれた後の支出で一番大きいのは、たいていの場合住宅ローンの返済とクレジットカードの支払いだ。

 

これが現実だ。

 

第1の教え、金持ちはお金のためには働かない。そしてお金を自分のために働かせる。

理解できただろうか?

 

第1の教えのまとめ

とにかくお金持ちになりたければ、負債を増やさず資産を増やすことだ。

そうすればお金は自分のために働き始める、資産から利益が生まれる仕組みをいち早く構築すること。

 

  • 金持ちは資産を買う
  • 貧乏人の家計は支出ばかり
  • 中流の人間は資産と思って負債を買う

 

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