「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏が金持ち父さんから学んだことで大切なことは6つしかない。
その大切な教えの6つを分かりやすく解説していきたいと思う。
(記事1をまだ読んでない方はコチラから読んでおいて欲しい)
Contents
金持ち父さん貧乏父さん 要約とまとめ。無料で"教え"ゲット 2
以下がその大切な教えの6つだ。
- (第1の教え)金持ちはお金のためには働かない
- (第2の教え)お金の流れの読み方を学ぶ
- (第3の教え)自分のビジネスを持つ
- (第4の教え)会社を作って節税する
- (第5の教え)金持ちはお金を作り出す
- (第6の教え)お金のためではなく学ぶために働く
序章~金持ちはお金のためには働かない~
ロバート・キヨサキ氏が9歳の頃、金持ち父さんの息子マイクとキヨサキ氏は友人で同級生だった。
そういったこともありマイクの父親(金持ち父さん)にどうやったら金持ちになれるのか?という質問をしたのがきっかけで、金持ち父さんの授業が始まる。
金持ち父さんのやり方はまず、マイクとキヨサキに自分が所有するコンビニでのアルバイトを時給10セントというとても安い賃金で働かせた。
すると二人は学校から帰るなり毎日一生懸命働いたが、金持ち父さんは一向に金持ちになる方法を教えてくれない。
金持ち父さんが金持ちになる方法を一向に教えようとしないのも不満だったし、時給10セントは安すぎると怒り気味だった。
そこで、痺れを切らせたキヨサキ少年は金持ち父さんに直接会って不満を並べ立てる。
キヨサキ少年「あなたは約束をなぜ守らないのか?いつまでたっても金持ちになる方法を教えてむくれず安い賃金で働かせるだけではないですか!」と。
不満から学ぶ教訓
金持ち父さんは、安い賃金で多くの人たちが働いてる感情(不満や怒り)とはどういうものかということを、少年二人に身をもって体験させたかったのだ。
金持ち父さんは、「今多くの人たちは君たちのように不満を言いながらでも我慢して働いてるんだ。」
「仕事を辞めない人の多くは、こんな給料では家族を十分養えないと分かっていながら、大人しく給料を受け取る」
「給料さえ上がれば問題は解決すると思いながらね。中には副業でアルバイトをしてもっと働く人もいる、でもそれだって微々たるものだ。」
キヨサキ少年「じゃあどうすれば問題は解決するんですか?」
金持ち父さん「頭を使うんだ」
中流と金持ちの決定的な違い
- 中流以下の人間はお金のために働く
- 金持ちは自分のためにお金を働かせる
これが第1の教えで、金持ち父さんはキヨサキ氏に何度もこの違いを教え込んだ。
学校はお金のために働く方法を学ぶところ
貧乏父さんはキヨサキ少年に一生懸命勉強して、いい成績を取って、大会社で安定した仕事を見つけろという。給料以外にも福利厚生のしっかりしたところを選ぶようにとも。
かたや金持ち父さんは、お金がどのようにして働くかを学び、お金を自分のために働かせることができるようになれとアドバイスした。
キヨサキ少年の疑問
なぜ多くの人たちは給料が安いと文句をいいながらでも、会社を辞めずに働き続けるのか?
これに対する金持ち父さんの回答は・・・
・・・・・
・・・
「恐怖が原因」
金持ち父さん「多くの人たちは恐怖が原因で、ひとところで働き続ける。」
「月末に請求書の払いが出来ないかも知れない、クビになったらどうしよう、お金が足らなくなるんじゃないだろうか?、やり直したら失敗するんじゃないかと思って恐いのさ」
代償
この恐怖は一生懸命勉強して、会社に入り、お金のために働くという道を選んだ人の代償なのだと金持ち父さんはいう。
お金の奴隷になってはいけない
学校教育ではお金を自分のために働かせるなんて勉強は一切しない、そのかわり先にも書いたが大会社で働き高い給料をもらうための勉強はする。
が、そうして社会へ送られたほとんどの人達は気がつかない間にお金の奴隷と化していくのだ。
お金を自分のために働かせる方法
多くの人は働いた分だけ給料をもらう、さらにそこから税金が引かれる。
中流以下の人間たちが一番多くの税金を、政府に持って行かれているという現実を金持ち父さんはキヨサキ少年に教えた。
金を稼ぐと税金で取られる、お金を使っても税金で取られる、お金を貯めても税金を取られる、死んでも税金・・・だ、と。
キヨサキ少年はなぜ政府がそんなことをするのに反対する人はいないのか?と聞く。
ほとんどの人は給料が上がれば問題は解決すると勘違いしていて、お金に関する教育が足りないと言うことに気がついていないからだと金持ち父さんは言った。
さらに税金のことを学んでもそれは「お金を自分のために働かせる方法のほんの一部にしか過ぎないのだ」という。
その教育の一環として、金持ち父さんはキヨサキ少年に毎週土曜日3時間ずつ無給で働くように命じた。
キヨサキ少年は時給を上げてくれと来たのに逆に無給になるとは・・・と開いた口が塞がらなかった。
金持ち父さんは「ココを使うんだよ」とキヨサキ少年の頭を指さす。
チャンスと悪魔のささやき
無給で働くようになったが、ある日金持ち父さんはキヨサキ少年とマイクに時給を上げてやろうという。
金持ち父さん「時給1ドルでどうだ?」
キヨサキ少年「1ドル!!凄い・・・」心臓はバクバクしてたそうだ。
金持ち父さん「では時給2ドル出そう」
9歳の心臓は今にも爆発しそうだった。
当時は1956年だ、今とは比べものにならないくらいの価値だ。時給2ドルで少年は簡単にとりあえず金持ちにはなれるのだ。
キヨサキ少年の頭の中は新しい自転車や、新品の野球のグローブなどがちらついたそうだ。
心の声は「それでいいです。と言え!」が反響してたらしい。
そして金持ち父さんが「よし、じゃあ5ドルだ」と言った瞬間キヨサキ少年の頭の中に突然沈黙が訪れた。
当時大人の賃金でも時給5ドルなどという額はそういなかったらしい。
キヨサキ少年も友人のマイクも、頭の中は逆にすっかり冷え切っていてしまい、金持ち父さんの申し出を受けようなんて考えはすっかり消えていたそうだ。
魂の中の弱く貧しい部分は姿を消していた。
お金で動かされることのないもう一つの部分が勝利した瞬間だった。
金持ち父さんは一言「それでいい」といった。
恐怖と欲望の罠
人生のパターンは自分が決定したもの
多くの人はお金を持たないことが恐怖だから一生懸命働く。
そして給料をもらうと今度はもっと給料があれば、アレも買えるしコレも買えるのにと欲望の顔が出始める。
この時人生のパターンが決まる。と金持ち父さんはいう。
パターンとは?
朝起きて、仕事に行き、請求書を支払い、また朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う・・・
来る日も来る日も
朝起きて、仕事に行き、請求書を支払い、また朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う・・・
この恐怖と欲望の罠から一生抜け出せなくなる、たとえ昇給し給料を多くもらえるようになっても、支出が増えるだけでパターン自体からは抜け出せない。
これを「ラットレース」と金持ち父さんは名付けた。
ポイント |
今、ここまで読んで”これは自分のことじゃないか!”と思った人も多いだろう。 まさに私自身も振り返ればラットレースのレーサーだったと、いや今でもまだレースの途中だ・・・。 このサイトへ辿り着き、この記事を読み、気づきを得られた人はラッキーだと思う。ぜひ最終回まで読み進めて欲しい。 通勤通学途中のパズルゲームで脳を麻痺させ思考停止させるより、よほど有意義なのは確かだろう。 |
例え金持ちになっても解決しない問題とは
それは絶え間ない人間の「欲望」だと金持ち父さんはいう。
多くの人は金持ちになれば全て解決できると考えるが、全くの嘘で勘違いだという。
どんなに大金持ちでも、もしすべての金をなくしてしまったらという恐怖がある、酷い場合は精神を病んでしまう人もいるとか。
キヨサキ少年「じゃあ、貧乏な人の方が幸せのなのですか?」
金持ち父さん「いや、お金が無くてもいいと考えるのは、お金に囚われているのと同じくらい異常なんだ」
恐怖にかられて仕事をしていてはダメ
恐怖は感情から来るもので、感情は誰にもあるものだそれ自体は否定しないが、感情に振り回され目先の利益に飛びつくのは良くないという。
多くの人たちは長期的視野に立てず、目先の短期的解決策を考える。
そうしているうちはいつまでたってもラットレースからは抜け出せない。
恐怖によって考え方が支配されてはいけないのだ。
しかし多くに人達は恐怖をなくそうと、毎日仕事に出かける。すこしでも稼いで恐怖のために必至で働く。
ポイント |
そして「どういうことだコレは何かがおかしいぞ!」と気付く人は希だろう。 子供の時から勉強しなさい、いい会社に入りなさい、そして安定した収入を得なさい。と洗脳され続けてきたからだ。 ラットたちに考える暇と余裕を与えないのは、どこの駅前にもあるパチンコ店などのギャンブルやスマホのゲームなどだ。 自然に触れるアウトドアな趣味などは脳の活性化にもつながるし、本当に意味でのストレス解消と開放感を味わえる。 |
冷静な観察力と知恵
<感情が考えを支配してる人達のよく聞く言い分>
↓
- 「人はみんな働かないといけない」
- 「金持ちはみんなペテン師だ」
- 「給料を上げてくれなければ仕事を変わる、安くこき使われるのはまっぴらだ」
- 「この仕事は安定しているから気に入っている」
などが感情で考えている証拠。
そうではなく
「自分に見えていないことが何かあるんじゃないか?」
というふうに自問すれば感情的な思考を断ち切ることが出来る。しかもハッキリした頭で物事を考えることが出来る。
まとめ
結局キヨサキ少年とマイクはしばらくの間、金持ち父さんが経営する一つのコンビニでのアルバイトを無給でやり続ける。
この状況は普通の人ならひたすら文句や愚痴をいうだけにとどまり、冷静な判断が出来ずチャンスを逃がしてしまう。
しかし二人の少年は感情をコントロールし、頭を使ってはじめてゼロからお金を生み出すことに成功するのだが、その話は次回に。
チャンスはいつだって誰の目の前にも現れては消え現れては消えてと繰り返しているのだ。
<3回目はコチラ>