今回のミッション、先住民の知恵を借りたサバイバル術!!
場所はアメリカ・カルフォルニア州シエラネバダ山脈。
山頂を深い緑が覆いつくしふもとは太陽が照り付ける、東には灼熱の砂漠が広がる状況が様々に変わる雪の残る高地。
先住民モノ族が身に着けた知恵と、ベアの持つサバイバル力を持ってこの厳しい山脈を攻略する。
Contents
実録!サバイバル シエラネバダ山脈攻略編ベア・グリルスDVDレビュー
ハイカー登山者が毎年500万人が訪れる中、200人近く事故に遭う場所でもある。
今回ベア・グリルス持参する物は・・水筒・火打ち石・コップのみである。
サバイバルにとってまず大事な事
1、方角の確認
2、飲み水の確保
3、避難場所の確保
4、食糧の確保
この4点が一つでも欠けると「遭難」もしくは「死」が待ち受ける事は学んだ。
今回は「先住民の知恵」を元にしたサバイバルを見せてくれるベア・グリルスだ。
では「ネバダ山脈サバイバル」を観て行こう!!
ベア・グリルス実録!サバイバル ネバダ山脈攻略編
1、方角確認!!パンツ一丁で行なうベアさん!?
ネバダ山脈高山から「パラシュート降下」は危険を伴う。
高度があり空気が薄い為、降下速度が異常な程早くなる為だ。
湖の上に着水をする。
非情に危険な行為だ。
ベアは今までに2回しか試した事がない「着水降下」する!!
素早く水からあがり、服を乾かす為パンツ一丁になるベアさん(笑)。
晴天の場合の方角の確認の仕方
- 棒を地面に突き立て、その影の位置に印をつける。15分待つ。
- 影が動いた位置に確認の印を置き、二つの印を線で結ぶ➡その方向が「東西」である。
2、西へ向かうが断崖絶壁だった?!
東は砂漠・西に向かうベア。
ここでは「野生馬」が見られる貴重な自然の残った場所。
数年前、ミシガン州出身の十代の若者が、岩場で足首を骨折、11日間動けず過ごした。
毎年「断崖」で命を落とす人が多くいる。
ロープや登山用具を使わず下山する仕方(高さ約100m)
●手足を擦りながら、摩擦を利用しながら降りる➡傾斜が急な場合は「腹バイ」になる。
「斜面が急な場合は足首の捻挫・骨折に注意してください」と言いながら、ベアさんは尻すべりをして下山する(;^ω^)・・気をつけるのでは?ベアさん。。
小川を見つけて辿って歩くと大河にでるベアさんだった!!
先住民のやり方で「いかだ作り」~ベアさん実践法~
- 丈夫で大きな流木5~6本並べる。その上に横木を2~3本並べる
- 紐の代用として使用するのは・・野生ブドウのツル!!
「野生ブドウのツルは頑丈で柔軟です」足を使って一生懸命引っ張るベアさん(苦笑)。
「しかも野生ブドウの実も葉っぱも食べられます」とツルを引っ張りながら、葉っぱを食べる事も忘れないベアさん(^^;・・「栄養満点です!!」と満点の笑顔(笑)。
(でもツルはなかなかもげない(^^;・・)やっとツルを手にしたベアさん!!
「紐の作り方」➡この縛り方は「水につかると結び目がきつくなっていく」のが特徴。
- ツルを柔らかくし、流木にツルを輪にし通す。
- ツルを一回くるっとねじり、次の木に巻き付けていく(この繰り返し)
急流下り ~ベアさん実践法~
- 出来上がった「いかだ」に腹ばいになる
- 操縦手段として足で岩をよけていく➡「膝や足に岩が当たり足が痛いです」とベア。
約30分で3キロ下るが、物凄い「急流」が?!いかだを捨て、岩場を這いあがるベア。
約10分で周囲は暗くなる➡岩陰を避難場所にする(火打ち石で火をおこす)
イギリス人はお茶は好きなんです!! ~二日目の朝~
「松葉茶」の入れ方と効用
煮沸した水の中に「松葉」の入れて、飲む。優雅さ満点のベアさん(笑)。。
松葉は「ビタミンC」豊富であり、オレンジジュースの8倍。
ちぎって噛むと水分補給にもなる。
野生馬で下山計画?! ~ベアさん実践法~
「馬に乗って下山できればカッコいいですよね」➡先住民のやり方で馬を確保計画する。
- 群生するヤナギの枝でロープを作る。三つ編みの様に、枝をつぎ足しながら編む。
最後に小枝で束ねる。 - 草を手に取り、野生馬に近づき「餌付け」をする。
- 野生馬に近づき、肩を触り身体を触る。
- 野生馬の首にそっとロープをかけ・・➡「乗るからね」とベアさん・・
見事!!落馬だった(苦笑)「歩くしかないですね」と苦笑いをする・・(^^;。。
サバイバルには「避難場所」と「食料確保」が大事である!!
「避難場所」作り=「ウィキアップ」(注意1) ~ベア実践法~
- 地面が平らな場所を選ぶ。その際動物の足跡がない事を確かめる事。
- モミの木の同じ長さと大きさの枝を選ぶ事。
- 上空がよく見える場所で作る事。救助隊が発見しやすい為である。
- 入り口を南にすると、東南から朝日が差し込み温かい。
(注意1)ウィキアップとは?
差しかけ式の技術を使ったアメリカ先住民族の円錐形の小屋をまねたもの。
コツは同じ大きさ・太さ・長さの枝を選ぶ事だ。地面に穴を掘って根元を埋めればさらに頑丈になる。
円錐形の枝に木の葉や枝葉を被せれば、暖も取れる。
ベア・クッキング(材料:ミズヘビ ウサギ)
<材料:ミズヘビ>
●頭をひきちぎって(捨てる)残った部分を生食い「頭はまだ動いてますね」(^^;
<材料:ウサギ>
●捕獲する武器は?
投てき用の棒を作る(スピードを出す為に、棒を石で研ぐ)
杉の木が固いので敵している(研いだ棒を、標的に向かって横投げで首の骨を折る)
●木だけで火おこし実践!!
- スギの肉皮をそいで、繊維をかき集めしかりほぐし束にする=火口
- 火きりギネ=長く細いニワトコの枝(注意2)
- 火きり板の上で、火きりギネを回転させる。
- 火きりギネが抜けたらまたやり直しになる為、「絶対に燃やします!」=自分が燃えてるベアさん・・(^^;
- 摩擦熱400℃以上で発火する。➡火種を火口に入れ焚き木の出来上がり!!
(注意2)ニワトコとは?
魔除けにするところも多く、日本でも小正月の飾りやアイヌのイナウ(御幣)などの材料にされた。
若葉を山菜として食用にすることもあるが、体質や摂取量によっては下痢や嘔吐を起こす中毒例が報告されている。
樹皮や木部を風呂に入れ、入浴剤にしたり、花を黒焼にしたものや、全草を煎じて飲む伝統風習が日本や世界各地にある。
果実は焼酎に漬け、果実酒の材料にされる。果実の中には3個の種子があるが、成熟するのは1-2個で、残りは不稔となる。
民間薬として使われ、接骨木(セッコツボク)の名は、枝や幹を煎じて水あめ状になったものを、骨折の治療の際の湿布剤に用いたためといわれる。
また、古代エジプトでは糖尿病の症状である多尿の治療のために、ニワトコの実や新鮮なミルクを混ぜたものが飲まれていたという記録が残されている。
ウサギ捕獲大作戦
- 横投げ練習に必死なベア。標的に当たるまで「スギの木」の調整と練習あるのみ!!
- 材料(ウサギ)発見する!!
- ウサギに向かって棒を横投げ・ウサギの首を狙う=ブーメランの様に投げる!!
- ウサギの皮をはぎ、枝に刺して丸焼き!!「最高のバーベキューですね(笑)」
「チャパネル・過酷なエリア潜入」 ~三日目~
「猛毒なサソリ・かみつき蟻が多く生息する地である」
<ベア「蟻は食べられます!!」>
●尻から食べないと舌を噛まれるので、腹から食べます。ピリッとしますが甘くて以外と
おいしいですね!!」➡もしかして・・(^^; 初めてかな?ベアさん)
<ベア「マンザニータ(注意3)発見しました!!」>
●「小さなリンゴと言われビタミンC豊富・ドライフルーツでもOK!!です。
葉っぱは、歯磨きに使用できます(ゴシゴシするベアさん(^^;)
実は歩きながら食べられるので、少し持っていきましょう」
(注意3)マンザニータとは?
元来この種の木は乾燥地帯に多く分布しているため日本や、アジアでは生育しません。
その種の多くはアメリカの国定公園などを生息域としているため、希少性が高く原木自体は殆ど流通していず、幹がねじれているタイプは力強さの象徴でAVARI(アバリ)と呼ばれより幸せを運んでくると言われる。
「800mの巨大な湖攻略法」
「湖を渡る方法は?」
- ズボンを脱ぎ、両裾をしばり「空気」を入れる。
- それを首に巻き付けるか・抱きかかえるかして湖を渡る。
・・・ところが!!
湖途中で、ベアのズボンの空気が抜け始めた!?水面でズボンに必死に空気を入れるベア
・・「結構大変な作業です(^^;」とベアさん。
「ベア教訓」
~状況が様々に変わり苦労したが、先住民族の豊かな知恵が大変役たっだ~
日本にも「おばあちゃんの知恵袋」とかあるが、その当時は決して「サバイバル術」とは言わない。
「サバイバル」と昔の知恵とは、核は同様なものと思う。
「無から有を産む」
そして現代の技をプラスさせるだけで、過酷な世界への挑戦が可能になるのだと思う。
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