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サバイバル実践「アイルランド西海岸」ベア 羊の心臓を生で食べる!

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アイルランド西海岸。右には600mの断崖。

左には大西洋が広がる。この海は4800キロ先のアメリカの領海まで続いている。

この辺りは、険しい断崖が多く、多数の船舶が犠牲になる。

強風が生み出す大きなうねりの影響で海岸には、船の残骸が残る。

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今回のベアの挑戦は「座礁船の乗組員」と同じ条件で、サバイバルに挑む!

泥地と格闘・垂直な岩崖に悪戦苦闘するベア・・今回の「ベア・クッキング」も楽しみである。

では「アイルランド」を観てみよう!

 

 

Contents

サバイバル実践「アイルランド西海岸」ベア 羊の心臓を生で食べる!

岩棚で苦戦するベア

高速艇からの「命がけ」のダイブで海に飛び込むベアさん。

着水を誤れば無事では済まない。

特殊部隊で学んだ方法を使い「体を丸めて」飛び込む!岸まで1キロ以上ある。

泳ぎ始めるベア「それにしても海水が冷たいです!北大西洋は長い冬が終わったばかりですからね!」わずか11度の水温=2時間で『』に至る。

やっと岸に辿り着くベアさんだが、巨大な岩壁が立ちはだかり、行く手を阻む!

今回のチャレンジも困難なスタートとなった。

ベアさん、まずは水から上がれる場所を急いで探す事となる。

どこを見ても切り立った崖ばかり!ベアさん、泳ぐうちに小さな岩棚を見つけた。

「やっと水からでられました。ここから岩棚に沿って歩けそうですねっ・・!?」コケたベアさん(笑)・・

「足元が滑るので注意をしましょうぉ~」(汗)

崖を登らなければ安全な場所はない!

 

 

~本当にあった怖い話~

この付近で地元の男性が高波にさらわれ、遺体で発見された。

とどまるのは危険である。「待機しててくれ。先に進めるか確認してくる」と撮影班にストップをかけたベアさん。

岩の裂け目を探しながら、前進するベア。しかし岩棚が行き止まり!先へ進めない・・

「どこにも進めません。垂直な岩壁ばかりです。・・残る手段は・・もう一度、海に潜り崖を廻りこむしかありません。

 

「数日前、水深を誤算して亡くなった人がいます。」

「安全に飛べる高さは7.5mぐらいです。ここは十分な深さがありそうです。」

全身を真っすぐにし、高い岩棚から海へと、飛び込むベアさん。流石!元軍人。

水深6m程、飛び込んでも安全。

 

「バッシャンーー!」そして撮影班も、ベアの「飛べ!」の一言に押されつつ飛び込む。

 

垂直な石灰岩の崖にも裂け目はあるはず。それを利用し上陸する計画だ。

「光が見えますね。ここを通れば近道になります。

行ってみます。しかし、注意が必要です。満潮時には穴全体が、水につかるので、閉じ込められる危険があります」

すでに首まで浸かっているベアさん(苦笑)

「かなり狭い水中トンネルです!崖の真下を貫いています。」狭いトンネルから抜けたベアさん。

「ここから陸へ上がれそうです」ようやく陸に上がり、次の挑戦が始まる!?

 

アザラシの腐臭に悶えるベア!

人里や食料を探す為、海岸沿いを進むベア。北は地形が険しい為、南に向かう。

「崖の端を歩く時は注意が必要です。不用意に歩けば、たちまち『転落』です。」

慎重に進むベアさん。

 

崖が緩やかになってきた。海岸線に下り、食料を探す。アザラシの死骸を発見!ベアの「遺体解説」が始まる。

「目の中にウジが湧いています。肉が腐っている証拠です。

腐敗した肉を食べたウジは、生では食べられません」

・・アザラシにナイフを刺し「脂肪は使えるかもしれません・・ウップッ!ゥゥゥ・・」悪臭でコメント不能状態のベアさん。

イヌイットはアザラシの脂肪を食料や燃料に活用している。

「ゥゥゥ・・この・・死骸には、殆ど脂肪が残っていません・・腐った肉だけです見て下さい」

(ナイフでアザラシの口を開けるベア)

「餌がとれずに、体の脂肪を使い果たし、力尽きたのでしょう」

厳しい自然環境・持てる知識を活用しなければ、この地からの『生還』は不可能である。

 

ボラ発見するも・・?!

陸にも様々な危険が待ち受ける。「足元が滑るぞ!」下は薄氷が張っている。

ツゥ~~~と、滑り遊んでいる様なベアさん。撮影班を受け止めるはずのベア自身、一緒にコケる(笑)。

 

※(履いてた靴下を靴にはかせて摩擦抵抗を増やす)

「考えがあります。こんな時には靴下を・・(脱ぎ始めるベアさん)靴にかぶせます。」

「抵抗を作る為です。これは「氷河」でも使ったテクニックです!この海岸でも役に立つはずです!歩いてみます。楽になりました」

ニコニコ顏のベアさんは、トコトコ・・歩きだす。食料探しを始める。と獲物を発見!

「見て下さい。ボラが泳いでいます。すぐ目の前です。石を使い捕まえてみます。(ボラに)まだ逃げないでくれよ」と懇願するベアさん(笑)。

〇ボラ捕獲作戦

水面の近くで、藻などを食べるボラに石をぶつけ、気絶させる。

世界中の先住民が使う漁法。しかしチャンスは一度!(命中しなければ終わりだ)

決定的瞬間瞬間!

「逃げられました、惜しかったですね。ボラは諦めましょう」と、先へと進むベアさんだった。

 

暫く歩くと、海岸の潮だまりに「ムラサキウニ」を発見する!ナイフを使い、岩から剥がす。

「このオレンジ色の卵は食べる事ができます!」チューチュー吸い出すベアさん・・しかし

「フランス料理では、高級品だそうです」・・ブッ!と吐き出すベア(笑)。

「不思議です。」


(フランス人の味覚を疑い始めるベアさんだった(笑))ただのしょっぱいオレンジの卵なのに・・(大いに疑問を抱き始める(笑)。しかしフォローも忘れない)

「しかしビタミンやミネラルが豊富なんです」(笑)

少量の食事を細目に摂取しつつ、進むベア。

「難破船」を発見する!この近海では、一万隻以上が沈没している。

16世紀のスペイン艦隊の帆船から、近代的な漁船までがこの海に飲まれた!

「凄ざましい波の力が、この巨大な鉄の塊をここまで、運んだのです。波の高さは12mにも達します!」波の力で鉄筋が曲がっている。

「何も見つかりません。ロープがありますね。どれも劣化しています。ん?これは・・使えそうです!」長いロープは重荷になる為、短く切り落とす。

『難破船』は、この地の過酷な自然を物語っている。

しかし、人里が遠くない証しでもある。ロープをゲットしたベアさん。

この後「ロープ」はベアさんにとって「命綱」になる事をまだ・・知らない。

再び、険しい崖が現われた。

 

潮が満ちる前に脱出する。風化した岩の穴を利用し、崖の頂上へと急ぐ。

到着したベアさん。崖に腰かけ、少し休憩。

「見て下さい。水平線にヨットが浮かんでいます。僕には気づかないでしょう。」

「座礁船の生存者も、近い様で遠い救助船に、苛立ちを募らせたのでしょう。」(感慨にふけるベアさん)

「今頃、ヨットではディナーの最中でしょう。・・行きましょう」前進あるのみのベアだった。

 

 

羊の為に「パンツ一丁」姿に?!

穴にズッッポ!落ちるベア?!

平地に出たベア。

この辺りは険しい地形が多い。「巨大な崖・岩」に阻まれ、南に進めない。

海岸と平行する道を目指し、内陸へと向かう。

「僕の進む先には、泥炭沼・石灰岩の裂け目が、待ち構えています。ユスリカが・・増えて・・」

画面からベアの姿が消えた!?ベアが穴に落ちたーーー!(苦笑)

「驚きましたぁ~。(こっちが驚いたぞ!)何とか大丈夫です。手を貸してくれ」と、撮影班の手を借りるベアさん。

「見て下さい。深い穴です!日が落ちる前にシェルターを探しましょう。」

(立ち直りが早いベア(笑))

「暗闇の中で穴に落ちたら、抜け出せません!二度も落ちたくないです」

 

シェルター確保する

東西300キロ程度の国=アイルランド。


「狭い国ですから、人を探すのも簡単と思うでしょう。しかし、この荒野にいると「文明」から遠く離れた気分になります。人間の姿などどこにも、見当たりません」

 

~本当にあった怖い話~

この地は「人命」さえ奪う。昨年の山岳救助隊の出動は350回を超え、過去最高で40人が『命』を落としている。

 

年間2500ミリもの雨が降り、雨が避けられそうな場所は、わずかな『岩陰』だけである。

「露出した大きな岩を探します。突きだした岩の下をシェルターにするんです」

岩を探すベア。理想的な岩陰が見つかった。

 

「岩が頭上を覆ってくれますし、奥行きも十分です。」満足そ~なベアさんだ。

近くを探索すると、そこには湖があった。

「狙いはカエルや鳥の巣ですが、点在する泥炭沼に要注意です。沼にはまった動物の骨です。」

「(頭蓋骨の)羊です。おそらく水を飲みに来て、沼に落ちたんです。」

「足を入れるだけで、アッという間に沈みます。なかなか抜けません!」

「この『ワタスゲ』の草が目印です。」

 

「湿気の多い沼地に生えるんです。危険なので迂回しましょう。足元に注意して!」

観る側にしたら「落ちるベア」を期待してしまう場面だ(笑)。

この泥炭沼には、数千の羊が落ち犠牲になっている。

 

パンツ一丁で体をはるベア

ベアさん、「そこで止まって!」・・羊の死体を発見したのだ!脚を泥炭に捕られた!

「危険です。(羊の死骸には)眼球が残っています。カラスは来ていない様です。」

「これは(羊)きっと役に立ちます。しかし沼に入れば服が全て濡れてしまいます。」

(急に服を脱ぎだすベア?!)

 

「上着を脱ぎ・・シャツとズボンも脱ぎましょう!やる価値はあります」と意気揚揚だ。

やっぱり「黒のパンツ」のベアさん。

撮影班に「待っててくれ」と泥炭沼に飛び込んだベア!植物の層を破ると、泥が体に絡みつく。

抜け出すのは「至難の業」➡(羊をゲットすれば)食料と毛布を確保できる。

泥炭に体半分奪われたベアさんだが、羊を必死に運び出そうとする(決して離さない(笑))

「これは・・まるでセメント!(叫ぶベア(笑))」

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「羊の体を浮袋代わりにして、何とか『脱出』しましょう・・完全に膝から下がぁ~・・ハマってます!」

体を動かす度、深みに引き込まれ苦戦するベアさん(汗)。

杖やリュックがあれば、目の前に置き力を分散する面積を広げる事も可能である。

今回は『羊の死骸」だ。

そこに、体重を乗せ上体をひねる。

「まずは何とかして脚を泥の外に出します」

もがきながらも、泥炭から「ベッシャ!」と脚を出すベアさん(笑)。なんとか「脱出成功」だ!

 

 

羊の解体作業

「この皮を剥いでおけば寝袋として役立ちます。」

  1. 体の後にナイフを入れる(お尻のすぐ近く)
  2. 脚に斬り込みを入れ、皮をはぐ。
  3. 握り拳を作り、回転させながら体から、皮を引き離していく。
  4. 最後に前脚を折り(バッキとひねって脚を折る)➡前脚が抜け、残るは「頭部」

「首の周りの肉に斬り込みを入れ、頭をひねります。」と・・羊の胴体を踏んづけて頑張るベア。

「とれましたー!これが今夜の僕の寝袋に、なります」

「食べられる肉はわずか一か所しかありません。腰の肉です。ここには筋肉が集まっています。ここを食べます!」

深刻な顏つきのベアさん(笑)

 

究極のサバイバル食って?!

今度は、内臓に取り掛かるベアさんだ。


「これが25mにも達する羊の腸です。暖かな土地では乾燥させ、紐として使います。約5キロの重さに耐え、釣りにも活用できる重宝なものです」

一見、ミミズの様なながぁ~い腸を、丁寧に取り出していくベア。

しかし何に活用するのかは・・謎である(笑)。

 

更に「内臓取り出す作業」を続けるベアさん。

「中心にあるのが心臓です。心臓は『狩り』の勲章とされ、中東では『生』で食べるそうです。」

(ガシッ!と取り出すベアさん(笑))

「心臓には、たっぷりの血液が詰まっており、鉄分が豊富なんです。」

「いわば『究極のサバイバル食』です!」ガリッ!と食べるベアさん・・・

歪んでいく顏(笑)。

「生暖かく血生臭い味です。火を通した肉の方がすっと美味しいでしょうね・・」だったらそ~しろよ!ベアさん(笑)。

羊の残骸を、ズリズリ~引きづりキャンプ地から、遠くに「ポイ捨て」する=食料と寝袋確保した。

 

着々とシェルター作り

体温を守る為、地面から体を離す必要がある。

ワラビをマットレスにする・・シェルター作りに専念するベアさん。寝袋を試す。

  1. 足を中に入れ、重要なのは体の末梢を守る事である。
  2. 血管の集まる頭や手足を優先的に温める事である。

「よく眠れそう~です!なかなかの出来でしょう!」・・確かに!見方によっては「人魚」の様だ(笑)。かわいいベアさんだ!

「周囲には木がありません。そこで乾燥した泥炭を使います。これは絶好の燃料になるんです。」

「最も燃料に適しているのは、日光で乾燥した表面の部分、深く掘ると水気が増しますが、表面は大丈夫です!」

泥炭は燃えづらい為、十分な焚き付けと、強い火が必要である。

焚き付けは乾燥したヒースを使用、「いい感じです!この乾燥した泥炭はアイルランドでは、伝統的な燃料です。」

「簡単に手に入り、高音で燃えます。煙も少なく炎も大きくなりません。これで十分温まるでしょう」

 

 

〇ベア・クッキング

料理:羊肉のコケ蒸し焼き

材料)
・羊の肉
・コケ
作り方)

  1. 羊の肉を湿ったコケの間に挟み火の中に入れる。
  2. 肉に火が通るまで約15分待つ。

「いい感じに、蒸し上がりました。脂っこい肉ですが、十分なエネルギー源です・・昆虫を食べるよりましですね!(苦笑)大満足です」

 

天候が悪化し、日没前に雨が降り出した。

「実は僕は4歳までアイルランドで過ごしたんです。この地に戻る事は、僕にとって特別なんです。」

「この絶景を見て下さい」うむ~。。雨雲で霞んで見えない(苦笑)

 

・・深夜カメラにて・・

「雨が激しくなってきました。安全と思った岩陰もあちこちから、水が入ってきます。」

「今は『泥と水の中』で寝ている様な感じです。最悪な気分です!」

「アイルランドは、天候が変わりやすいんです。何とか気力を振り絞り、朝を待つだけです」

 

二日目

股間が痛い降下法

夜は雨にぬれ、寒さの凍え、身の危険を感じたベアさんだった。

「雨漏りには、参りましたね。アイルランドで危険な目に合うのは、この地を甘く見るからです。」

「湿地・風の強さ・これが組み合わされば、低体温症になります」

羊皮のおかげで助かったベアさん。リュックに羊皮を詰めるベア・・

 

「出発しましょう!」

人里や道路を探す為、東に進むが険しい地形がはだかる。

「待って!(行き止まり・下が崖だ)見て下さい。川の反対側の斜面は緩やかですが、こちらは急な崖です。」

「迂回すれば、安全な道がありそうです。」

「(少し考えるベアさん)しかし、ロープもありますし・・ここを降りてみましょう」

難破船で拾ったロープをほどき十分な長さにする。ベアも始めて試みる「降下術」である。

 

「結び目の間を切断する為の結び方」

「しっかり端を持ってくれ」➡最近、人使いの荒いベアさんだった(笑)

 

  1. ロープを折る(1~2回)それぞれの折り目に結び目を作る。
  2. 三本のうち一本には力がかかっていない。
  3. その一本を切る。
  4. 残りの二本にかかる力だけで降下する。
  5. 谷底に到着したらロープを揺らすと結びは解ける。

「自らの命綱を切るという事は、とても恐ろしい行為です。この結びを使うのは、始めてなんです!」

「正直に言うと少し緊張しています。常に力をかけるのが、コツです」

ロープを脚の間に通し、体にかける基礎的な降下術だが、危険を伴う。転落すれば「命」はない。

「ロッククライミングの事故の殆どは『降下の際』に起きています。」

「でもこの方法なら大丈夫。ただロープの耐久性が心配です」力を緩めれば、結び目がほどける恐れもある。

降下をするベアさんだが、ロープが身体に食い込む(特に股間の食い込みが・・酷い(笑))。しばし、岩棚で休憩をとるベアさん。

「股間が締め付けられて、かなり痛いんです」情けない顏のベア(笑)

徐々に谷底に近づき、ロープの耐久性が心配だ(股間も無事な事・・祈る)

「到着です。結び目をほどきます。やりました!今回初めて試した方法でしたが、大成功です!」大喜びのベアさんだった!

ロープを回収し、移動。

食料の少ない土地では川を辿る事が定石。魚などの『食料や水』もあるからである。

しかし綺麗な流れも安全とは言えない。

(ピョンピョンと岩から岩へ・・さすがベアさん)

上流に辿りつくと「動物の死骸」を発見する。

 

「たとえ下流の水が綺麗でも、安全だと思いこむのは大間違いです。死骸が水を汚染しています。」

「大腸菌やレンサ球菌を含む事もあり、下痢や嘔吐を引き起こします。」

「サバイバルでは『死』を意味します。煮沸が不可欠です」

 

 

凍てつく湖を泳いで渡る

湖を泳ぐには?!

水には口をつけず、川を辿り低地へ向かうベア。

標高が下がると草地が、目立ち始める。

最後のチャレンジ・・大きな湖が目の前に立ちはだかる!不用意に泳げば痛い目にあう!

近くに見えますが、これは錯覚でかなり距離があるはずです。まず、十分な浮力の「浮き袋」を確保するのが重要です。」

 

「泳ぎで体力消耗した時、命を救ってくれるからです!僕にはリュック・この羊皮があります!」

「皮は耐水性があるので、この羊皮を裏返し、浮き袋として活用できます。」

「草やワラビも詰め、空気の入る隙間を多く作るのです。」

「穴の部分はロープで縛っていきます。風が強く寒いので対岸に着いた時に備え服も詰めます」と・・パンツ一丁になるベアさん。

「全ての装備を羊皮に詰め、空気を脚の穴から吹き込みます。そしてここを縛れば、完成です!」

ベアさん着水!

「想像を超える冷たさです」

湖の水温は凍結寸前!?30分で『低体温症』になりかねない!

水中のベアさんに、風が追い打ちをかける。

「肌を刺す様な冷たさです!さらに強風が吹きつけています。浮き袋のおかげで助かっています!」

最近も、高いうねりでボートが転覆する事故が起き、一人が行方不明になった。捜索ヘリが出動したが、遺体で発見された。

「半分きたでしょうか。山が近づいたおかげで風が弱まってきました。浮き袋で風をよけながら、進みます。」

「後はペースを崩さず、泳ぎ続けるだけです」

 

風がやみ、泳ぎやすくなったベアさん。ようやく岸に辿り着く。

寒さで体が凍え震えている。羊皮から服を取り出す。

「よかったです。服は濡れていません」と急いで服を着るベアさんだ。

 

「出発しましょう。体を動かしていれば、体温も上がるはずです」

森林地帯は生活に、もっとも適した環境である。

「焚き木も食料」も豊富にある。しかし今は、体温をあげる為歩き続けるベアさんだった。

「内陸へ向かえば道にでるはずです」信じて歩き続けるベアさんだ。道に出た!

今回のチャレンジはここで終点だ。

『アイルランドには文明社会と激しい自然が共存する。一つ間違えば、自然は牙をむき人間の脅威になるのです。しかし・・僕の愛する土地です』

ベアさんにとっては、想い出多いアイルランド編だった。

 

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