ハワイ・キラウエア火山は世界でも有名な活火山で、ハワイ火山国立公園に指定されている。
毎年50人は遭難している過酷な場所。1983年以降噴火し続けている。
赤山と輝く溶岩を目当てに毎年200万人が訪れる観光名所でもある。
二酸化硫黄の火山ガスが覆いつくし、地下数メートルの所でマグマが流れつつ、その温度1000度とも言われている。
そんな過酷な火山から今回はベアはサバイバル術を駆使し脱出する。
Contents
ベア・グリルスのハワイ・キラウエア火山でのサバイバル方法レビュー
足を滑らせ落ちれば、一瞬で人間も溶ける活火山である。ガスの放出が激しい為、ヘリが着陸不能状態ベアはロープでヘリから降り立った。
ベアの今回のミッションは・・溶岩流と有毒ガスの放出されるこの火山での「サバイバル術」を教えてくれるというものである。
そして人がいる海までの脱出方法である。
海までは、歩いての距離約65キロだが、ベアを阻む「有毒ガス・流れ出るマグマ」今回はどんなサバイバル術を見せてくれるのだろうか!?
キラウエア火山を横断する
<所持品>
- 水筒
- ナイフ
- 火打ち石
二酸化硫黄のガス
もうもうと噴出する二酸化硫黄のガスは人体に有毒なガスで長く吸っていると喉が痛くなり、酸欠状態に陥る可能性がある。
脱出方法1)
Tシャツで口をふさぎ、ガスのすくない場所へすばやく移動する事である。「ガスマスクの代用」である。
方向確認)
太陽が丁度「西」の時刻だったので、海は南・・ベアは南に向けて出立つする。
スカイライトの上で?!
スカイライト=歩く場所はスカイライトと言われる、すぐ下に1000度のマグマの流れるポイントである。
脱出方法)
ブーツで地面を「沈まないか」足元の岩を確認をしつつ歩いていく。
しかし、さすが1000度越のマグマである!
ベアのブーツに火が付き燃える。足の裏に軽度のやけどを負うベアだった。
水の確保
キラウエア火山は年間降水量約3000ミリ。地表に残った水分は、気温30度と地表の暑さで蒸発してしまう。
脱水症状に絶対注意が必要である。
活動火口付近の雨は、二酸化硫黄で汚染されてしまい「酸性雨」になってしまう。
キプカを見つける事・・キプカとは?
キラウエアは元は熱帯雨林だった。その名残りがある場所の事をキプカという。
熱帯雨林ならではの食料確保の重要性)
動物を捕獲するには、大変な労力がかかる。まずは簡単に手に入る食料=つまり植物を探すべきである。
今回アボガドの実を確保したベアさん。
~他にもこんな果物がある~
- バナナ
- ヤシ
- パンノキ
- 竹
- イチジク
木から直接果実をもぐ場合は、必要以上に取らない様にしよう。
溶岩洞を見つける
火山では川も湖もない為、洞穴に流れる水を確保する事が大事である。
溶岩洞の近くの水は汚染されているので、奥に流れている水を探すのが大切である。
オヒアの木の根っこが、洞窟まで伸びているのを発見するベア?!だが・・
たいまつを作る
<たいまつの作り方>
クワイノキ(先住民族がかつてキャンドル変わりに使用していた)種子を岩で割る。
燃えにくい枝に5個さしていく。一個・・約5分
5個➡約30分燃焼時間継続する。
照明だけでなく、二酸化炭素が多く放出される為、濃度が高いと火は消えるので、「命の火」とも言える。
たいまつを作り終え洞窟の奥へ
オヒアの木の根っこにつかまり(こけが生えているため滑りやすい)下へ降り、たいまつを灯しながら、奥へと進むと・・・
オヒアの木の根っこから、水あ滴り落ちる。それを水筒に入れ、再び戻るベアさんだった。
シェルターの作り方
シェルターには「一時用」のものと「長期用」と二種類ある。今回挑戦するのは「一時用シェルター」である。
差し掛け式小屋の作り方
- 平らな場所を探す(動物の縄張りでは避ける)
- 枯れたシダをマットレス代わりに敷く。
- 同じ高さの二本の木をつなぐように渡した枝や棒やロープに、大きなシダの木を下から上に向かって重ねて行けば、出来上がり。
<楽しき我が家>
居場所の確保は、人間の本能のもっとも奥に擦りこまれている。できるだけ「暖かく快適」なシェルターをこしらえるだけで、気分は明るくなる。
<神々の火>
回りにあるもので火を起すと、何よりも意欲を高めてくれる。火は体を温め、食事を作るのに役立ち、最終的に「命」を救う。
食糧を確保する
ベアさん蜂の巣を発見!
はちみつはブドウ糖・果糖豊富でエネルギー源になる。蜂を刺激して刺されては、身もふたもない。
蜂の巣からはちみつを採る方法とは?
- モンテスラの葉を2枚切り落とす。
- 二枚重ね、まず一枚の中に枯草を入れきつく巻く。(枯草に火をつけて)
- 巻き終わったら二枚目をその上からまた巻いていく。
- 蜂の攻撃から身を守る為「Tシャツ」を、顏に巻いていく。
- 煙で蜂を巣に戻させて静かにさせ、その間に奪いとる。
ベアさんは手をかなり、蜂に刺されていた様だったが(汗)映像は・・すでにはちみつをすするベアさんに変わっていた(笑)・・
最後に
溶岩原にでてしまった?!ベア・・急に冷えた溶岩が、やけに鋭利な岩になってしまう事=溶岩原。
そんな時には?!靴下を手袋代わりにすると手を切らずに済む。
・・やっと解放されたと思いきや?!
岩の断裂(割れ目)に阻まれる。そこを渡る以外の方法とは?!
- 溶岩ブリッジと呼ばれる「橋」を探す
- 亀裂を下る方法
・・海の近くにでたが「塩化水素ガス」大量発生!!(人体に害を及ぼす)ガスが発生していない方向へと向かうと。
人家と車が見えて「海」に出た・・
実は・・?!
- ベアの足の裏はやけどを負っていた。ブーツが焼けた時に「水ぶくれ」になっていた。
- 食料確保(蜂の巣とり)の時、蜂に手をかなり刺された様子だった。
- ハワイロケは何日か解らないが、あのベアさんが「はちみつ」だけで済んだとは、思えない。。
今回は大規模な噴火が無かったから良かったようなものの、噴火に巻き込まれたら撮影クルーもろとも全滅の可能性もあった危険な横断だったはず。
まぁ~色々突っ込みどころはあるが、運良く無事生還できたのでよしとしよう。