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ベア・グリルス実録!サバイバル「アルプス攻略編」

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美しき人気のエリア「アルプスの恐怖」とは? 毎年一億二千万人が訪れる、観光地と言っても過言ではない。

数百ものスキーヤー・登山者が負傷・数十人死亡する過酷な山でもある。

 

本年だけでも80人以上もの魅了された人達が雪崩で犠牲になったのである。

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クレバスが雪の下に深さ約60m、3年前ハイカーが落ち、ロープで繫がれた仲間も道連れになった。

 

山の天候は崩れやすい、気象予報士は「雲は外見通り」と言う。

  • 途中で吹雪に遭遇したら?!
  • 雪山での火おこし術とは?!
  • 渓谷にぶち当たったら?!

今回のベア自身、かなり危険な状況に追い込まれる!!ただの登山ではない、サバイバルを実践しつつアルプス下山をするシーンは、まさに「強靭ベア・グリルス」のなせるわざだと思う。

 

Contents

ベア・グリルス実録!サバイバル「アルプス攻略編」

 

今回ベアは「水筒・ナイフ・火打ち石」だけ持参し、私達に「アルプスの恐ろしさを実践サバイバルテクニック」を伝授してくれる!!

  1. クレバスに落ちずに山を登る方法とは?! ~サバイバル実践1~
  2. 山中、吹雪に見舞われた時には?! ~サバイバル実践2~
  3. 凍った湖に落ちてしまったら?! ~サバイバル実践3~
  4. 橋もない渓谷に突き当たったら?! ~サバイバル実践4~
  5. 食料探し、確保するには?! ~サバイバル実践5~
  6. 雪山で体力を奪われない方法とは?! ~サバイバル実践6~
  7. まとめ

 

アルプス攻略

 

1、クレバスに落ちずに山を登る方法とは?! 

アルプスにはあらゆる場所に、クレバス(氷河の割れ目)が点在する。深さは最大60m
3年前、ハイカーが落ち、ロープで繫がれた仲間達も道連れになる・・

クレバスに落ちない為の方法

  1.  パラシュートの紐を束ねていく、大体60㎝置きに大きな結び目を作る。
  2.  滑落停止方法を使う(山岳ガイドが使うテクニック)
  3.  結び目の紐をパックバックに雪を積めて、それを引きずり歩く
  4.  クレバスに落ちたなら、その重さに結び目を雪氷に食い込ませる為である。
  5.  ※注意1:プルージック結びで、自分の身体を持ち上げる。

   ※注意1:プルージック結びとは?!

    予備の紐を元紐に、5~6回巻き付け輪を作る。
    その輪に足を引っ掛けると結び目がきつく閉まる・特殊な結び方である!!

~サバイバル実践1~ クレバスに落ちるベア?!

結び目が上手く雪に引っかかり宙ぶらりんの状態になる!!

一番近い、結び目を上手く掴み登る。結び目が上手く引っかかったのはよかったが、ベア自身自分の身体をあげる事も困難。必死にもがいてやっと、上がってきた。

 

★ベア教訓★

落ちる事は簡単だが、そこからの脱出は非常に困難である!僕でさえも・・

2、山中、吹雪に見舞われた時には?! 

日没後は低体温症になりやすい、歩き続け汗をかくのは最悪「死」を招く。

その為に一早くシェルター(寝床)を作る事が「生命」を左右するのである。

3年前、吹雪に見舞われた4人のスノーボーダーは救出まで4日シェルターで耐えた。

 

雪山でのシェルターの作り方

  1. 斜面を掘って雪洞を横型に作る(代用できる物があれば板状の物で掘る)
  2. 横穴に段差を付ける=寝台(暖気を奪われない様にする)
  3. 雪洞は身体の3倍にする事(大きすぎると熱を奪われ、小さいと生き埋めになる)
  4. 天井を滑らかにする事(でっぱりを残すと水滴が垂れてくる為)
  5. 予備の下に敷ける物は敷きつめる(体温75%地面に奪われる為)
  6. 乾燥が酷いので、水筒に雪を積め体温で溶かす(可能であれば沸かす)

~サバイバル実践2~  天井が下がってくる?!生き埋めか、ベア!!

夜9時に就寝するが、深夜2時に目が覚めるベアさん・・

「天井が・・下がってきてます。寒く目が覚めました。今、手足の指を動かしています」

ほとんど寝れずに雪洞から、ゾンビの様に手を出したベア(苦笑)。積雪30センチ。

数キロ先まで見渡しても、動物も人の影もない。

★ベア教訓★
「食べ物もなく腹ぺこで食料を探すのに最悪な場所です、不毛な土地です」
(寒さで生き埋めになりそうになったのに食べ物?!(^^;ベアさん)

 

冬山登山の事故・遭難で一番恐ろしい雪崩を回避する方法

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3、凍った湖に落ちてしまったら?! 

食料がとれる下の森へ行くには凍った湖を渡るしかない。

雪崩で押され男性が20cmの氷の層を突き破り落ちた。毎年湖では死者が出る。それは落ちた瞬間、息をし肺の中に水が入ってしまうからである。

またショックで心停止・冷水のせいで感覚の麻痺がおこり脱出できなくなるのである。

 

冷水に落ちて助かる方法

  1. 火を焚いておく(冷水に落ちる事を想定しておく事)
  2. 冷水に落ちた時は冷静を保ち自分の足跡を掴み湖から脱出する事。
  3. 氷を割らない様に這って進む。
  4. 安全な場所に来たら濡れた服を脱ぐ(冷水で25倍の速さで熱を奪われる為)
  5. 火で暖をとる。

~サバイバル実践法3~ 火が消えていた!全裸のベア、モザイクが?!

冷水から早く上がりたかったベアだったが、四肢の感覚が麻痺状態で湖からあがれずもがきやっと上がる事ができたが、火が消えていた!!

慌てて全裸になるベア!!

今度はタオルがない!!雪が身体の水分を吸収してくれるそうだ(苦笑)。

全裸で雪を身体に擦りつけるベアだ(恥部はモザイク)「血流を戻します」とベアは腕立て伏せを、全裸で始めるのだ(笑)。

その後急いで全裸で火を焚くベアだった!!

ベア教訓
   「とんでもないアクシデントもサバイバルですね」

 

4、橋もない渓谷に突き当たったら?!

数時間歩き廻ってみたが、渓谷に行きあたってしまう。偶然にも救命隊が使用した古いロープを発見する。

向こう側の谷まで繫がれているのを確認し渓谷を渡るしかない!!

渓谷を渡る方法

  1. パラシュートの紐をロープに結ぶ。
  2. 手にはパラシュートの切れ端を巻く(摩擦を防ぐ為)
  3. チロリアン・トラバース(注意1)で渡る。

5、食料探し、確保するには?! 

位置を確認したら早く下山する事である。雪山では300m下る度に気温はおよそ2度上昇するのである。

森林一帯が雪崩で破壊された。自然のパワーが木々をなぎ倒し、雪崩は全てを飲み込む。

時速240キロで進み10トンの雪が木々や動物を飲み込むのである。

サバイバルとは「勝つ時もあれば負ける事もあるがやり続ける事」こそ大事である。

1、食料確保 2、シェルターを作る➡この二点は「サバイバル技術が試される」

 

食料探し・確保する方法

  • マツの根➡セロリの様な食感でありカロリーが取れる
  • マツの木の実➡一握りのカロリーは、チョコの角より少ないが歩きながら食べられる。
  • 遠くから漂う悪臭➡シャモアの死骸にわくウジ虫(タンパク質豊富である)

  ウジ虫の頭は気持ち悪いので、身体のみ食べる(餌用に備蓄しておくべきである)

(魚の取り方)

  1. 雪が解けかけた場所を見つけ、適当な大きさの穴を開ける(氷を突き破る)
  2. 重しの変わりに石を糸(パラシュートのもの)を結ぶ。
  3. 釣り針には、パラシュートのハーネスの針金を代用し、針にウジ虫を付ける。
  4. 釣り糸には、間隔を置きいくつも付ける(色んな深さの魚を釣る為である)
  5. 集めてあったトウヒの枝を穴に差し込んで置く(穴が凍るのを防ぐ為である)

 

(動物)

雪上の足跡を見逃さない様に動物の足跡を見つける(肉系動物から獲物を横取り)
  風下に立ったり音を立てない様に近づく➡ベア失敗!!かなりのショック。

 

  しかし魚は獲得できた。●魚の食べ方とは?

エラに指を入れ生で噛みつけば、魚の脊椎が切れ魚が死ぬ➡生で食べる事も可能である。

 

~サバイバル実践法5~ 魚を生でガブリつく!!ベア

1~2日は食べなくとも平気だが、その後は食べないと体力・注意力の低下が起きる。

明日の事を考え、少しでもタンパク質・カロリー摂取を心掛ける事である。

★ベア教訓★
    「諦めないで、とにかくやってみる事が大事です!」

 

 

6、雪山で体力を奪われない方法とは?!

   冬山登山の事故・遭難で一番恐ろしい雪崩を回避する方法(参照)

  http://kaiketsu-no1.net/wintermountain/  ➡かんじきの作り方

 

 

まとめ

★ベア教訓★

 「アルプスは美しく楽しい山だが、時に危険であり最大の敬意が必要である。 

雪山に限らず、サバイバルで重要なのは抜け目なく考える事、ただ汗まみれで身体を動かすだけではだめだ。

身体の先端を暖かく、保つ事は意思の戦いである。 決して諦めない事である。」

 

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