松本清張などの小説内で青木ヶ原樹海で自殺するシーンなどが書かれて以来、ここでの自殺者が増えたりしたという噂はある、実際年間の遺体数は50に上ると言われる。
またその当時「完全自殺マニュアル」などといった本の影響もあったそうで、そういったことから一度入り込むと二度と抜け出せないというイメージが定着したらしい。
が、実際はそんなことは無く普通に抜け出せる。
アマゾンのジャングルなんかからすると当然ながらレベルが違う。
では一体何が問題なのか?もう少し具体的に見ていこう。
Contents
サバイバル「青木ヶ原樹海に迷い込むと本当に抜け出せなくなるのか?」
様々な都市伝説
「僧りょの読経が木魚と一緒に聞こえてくるという噂」
ここで自殺を図る人の手段にはロープを使った首つりなどの他に大量の薬の服用がある。
薬の作用ともうろうとした意識下では幻影や幻聴はつきもの。
この噂の科学的根拠は一切無く気にしなくて良い。
「ゾンビ徘徊説」
樹海内で薬の影響などで意識朦朧としてる人が、徘徊してるところを目撃されたからというのが真相らしい。
自殺する人の意外なパターン
自殺する人は実際には樹海の奥深くへは行かず、意外にも道路や遊歩道などからさほど遠くない近い場所で自殺するパターンが多いらしい。
コンパスが使えないという噂は本当か?
脱出時に役に立つのがコンパスだ。
昔からコンパスが樹海では効かないと言われているが、検証結果では普通に機能する。
GPSを備えたスマホの方位磁石アプリの検証でも普通に正常に機能することが確認されている。
GPSを確認しながら移動していればどこかの道路に出るはずだ。
野犬が沢山いて人を襲う?
数頭はいる可能性はあるが、たんなる噂に過ぎず群れをなして襲われるなどと言うことはない。らしい。(聞いたことがない)
とはいえ可能性が0ではないし、犬は樹海でなくてもどこかにいる。
もし襲われた場合、対処方を知っておけば被害は最小限にとどめられるだろう。
「野犬に襲われたときの対処方」
犬の気をそらす(食べ物などがあれば投げて気をそらす、なければカバンなどを投げつけ気をそらす。)
- 上着を脱ぎ前腕に巻き付け防御する。
- 戦闘になった場合犬の鼻っ柱を殴る(キバに注意)
- 犬の脇腹に蹴りを入れる(肋骨付近の脚の裏側)
脇へのダメージが大きいと戦意を喪失させることが出来る。
これは同じ肋骨をもった生きものなら共通の弱点だ。人間にも通用する。
最大の敵は・・・
自殺者が多いのも事実で、決して気持ちの良い場所ではない。
いつ首つり死体と出会うか分からないといった、気持ち悪さも手伝い不安定な精神状態になるだろう。
冷静に対処しつつ樹海を抜けて頂きたい。
まとめ
アマゾンのジャングルは面積が約550万平方kmにおよび、地球上の熱帯雨林の半分に相当する。
そんなところへ迷い込んだらサバイバル術を身につけていない普通の人間なら、二度と出てこれなくなるが、青木ヶ原樹海の場合はせいぜい30キロ平方ほどでしばらく歩いていれば国道や湖、キャンプ場などの文明に遭遇するはず。
スマホがあればコンパスアプリが方向を教えてくれるし、地図まで表示してくれるはずだ。
樹海のそばには集落もあり、電波も整備されているはずなので電波が届かないなどということはないだろう。
危険な毒蛇や猛獣や人類を一番殺してきた蚊なども、アマゾンに比べたら樹海は公園のようなものかもしれない。
しかし一番の恐怖は死体との遭遇の可能性が極めてたかいため、精神的なダメージを食らうことだ。
単なる好奇心だけで安易に入り込まないのが賢明だ。